カンボジアをゆっくり旅行する9 長距離バスでプノンペンへ

2024年12月10日(火) 9日目

シェムリアップから首都プノンペンへ

これまでの海外旅行歴の中で、1ヶ所で最長となる6泊を滞在したシェムリアップですが、暇を弄ぶこともなくあっという間に終わってしまいました。このうち3日間はアンコール遺跡群を観光しましたが、どの遺跡も各々の特徴があり見応えがありました。遺跡以外にはアンコール国立博物館やトンレサップ湖の水上集落にも行きましたが、どちらも高い満足度が得られました。シェムリアップの街はコンパクトで利便性が高く、中心部から少し離れれば静かなので、のんびり過ごすには大変良い場所なのが分かりました。

今日はシェムリアップから首都プノンペンに再び戻ります。移動は「Vierak Buntham Express社(以下VET社)」のAir Busを利用しました。プノンペンからシェムリアップに移動した際に利用して満足度が高かったので、再度の利用となります。前回はネット予約しましたが、今回はホテルのオーナーさんに手配してもらいました。料金は19ドルで、ネット予約(16.5ドル)に比べると若干高いのですが、その代わりバスターミナルまでの送迎付きなので十分許容範囲だと思います。

◆バスチケット

vireak vantham express ticket

シェムリアップ発のAir Busの運行は、午前中は7時発と8時発の2便があるのですが、8時発の便を予約してもらいました。個人的には8時でも少し早いのですが、その後は午後の便しかないので仕方ありません。

当日のホテルでのピックアップは7時半頃でした。おかげで、ホテルでは最後の朝食を頂くことができました。個人で手配していた場合、時間的に朝食を頂くのは無理だと考えていたので、ホテル経由で手配して良かったと思いました。

■7:30 ホテルピックアップ

ピックアップに来たのは、VET社とすぐ分かる、コーポレートカラーであるオレンジ色の車両でした。車両というか厳密にはトラックで、荷台部分が座席になっており、ビニールの屋根が貼ってあるだけでのシンプルな造りです。座席は金属製なので座っているとお尻が痛くなってきましたw

◆ピックアップトラック

vireak vantham express pickup track

この後、2ヵ所VET社のチケットオフィスとオールド・マーケットの北西にあるバスターミナルに寄って、待機していた乗客を乗せました。チケットオフィスはオールド・マーケット近くにあるので、こちらで直接購入することができそうです。バスターミナルはシェムリアップには複数個所あるようで、行き先によって分かれているようなので、間違えないように確認が必要です。この後、国道6号線沿いにあるバスターミナルに移動しました。朝の通勤時間帯なのか、道路は混雑していました。

◆チケットオフィス

vireak vumtham ticke office

◆バスターミナル(オールド・マーケット北西)

vireak vumtham bus terminal siem reap1

6号線沿いのバスターミナルに到着すると、出発時刻近くなっており、既にAir Busは来ていて乗車手続きを開始していました。こちらのバスターミナルの中を確認する余裕もなくバスに乗車しました。車内はほぼ満席のようで、隣にはカンボジア人と思われる年配女性が乗車しました。外国人が嫌いなのか慣れていないのか分かりませんが、非常に愛想が悪く、一言も話すことはありませんでした。

■8:00 出発

Air Busは予定どおり出発しました。今回の添乗員さんは若い女性と男性が一名ずつで、どちらも対応が良かったです。座席にはあらかじめパンとミネラルウォーター、ジュースが配布されていました。出発後間もなく、お茶かコーヒーのサービスがあります。また、軽食は麺かチキンバーガーから選べました。麺も興味があったのですが、チキンという言葉に心が動かされバーガーの方を選んでしまいました。

車窓から見える景観は、プノンペンから移動するときに見たものと全く同じですが、普段見慣れない景色ということもあって、ボーッと眺めているだけであっという間に時間が過ぎていきました。

■10:10 トイレ休憩

前回と同じく、湖の畔にあるプレイプロレストランでトイレ休憩です。今日はまだ早い時間のせいか、停車している車両は少なく、乗客の数もまばらでした。行商でバスの周囲に集まっている現地の方々の姿も少なかったです。

バスが出発後して間もなく、軽食のチキンバーガーが提供されました。この時は、若干車酔い気味だったので、ホテルに持ち帰りました。至って普通のチキンバーガーですが、軽食としては十分なボリュームです。

◆チキンバーガー

vireak vunthum express chicken burger

■13:10 プノンペン到着

ほぼ予定通りプノンペンのバスターミナルに到着しました。先ほども書いたのですが、今回は少し車酔いをしてしまいました。特にバスが特別揺れていたわけでもないのですが、先日から続いている喉の痛みのせいで体調が悪くなっているのかもしれません。車酔いは軽度で済んだので、戻すような状況にはなりませんでしたが、こういうこともあるのでトイレ付きのバスに乗車しておいて良かったと感じました。

表の大通りに出ると、トゥクトゥクの勧誘がありましたが丁重にお断りして、Grabで呼びます。私以外にも何名か呼んでいる人がいたので、少し時間が掛かる予感がしたのですが、10分程度でやってきました。プノンペンは至る所でトゥクトゥクが走っているので、旅行中は基本的にほとんど待つことなく利用できました。今日からお世話になるホテルはリバーサイドの王宮近くにあり、バスターミナルから約2km、道路が混雑していたので約15分程度掛かりました。

Julieka’s Guesthouse

■13:30 ホテル到着

今日から3泊お世話になるのが「Julieka’s Guesthouse」です。国立博物館近く、王宮から約500mという観光するには最適の場所にあります。ホテルのある通りには多くのホテルが建っており、格安から高級まで様々あります。ホテル近くには数えきれないほどのレストランやカフェがあるので素泊まりでも全く不便を感じません。カード払いができるスーパーもありました。夜の繁華街からは少し離れているので、騒音は思ったほどなく、治安面の不安も感じませんでした。

予約したのはバルコニー付きのダブルルーム、素泊まりで1泊20ドルでした。ちなみにもっと安く泊まりたければ窓無しの15ドルの部屋もあります。近くには20ドル前後で宿泊できるホテルがいくつもあるのですが、こちらのホテルがBooking.comでもGoogleマップでも口コミ評価でも一番高く、これを当てにして利用させてもらうことにしました。注意点としては、支払いは現金のみでカード決済等は受け付けていません。こちらのホテルは表記上12時からチェックインできるのも良い点で、本当に部屋が空いているのか半信半疑ではありましたが、今回のように13時過ぎであれば問題なくチェックインできました。ホテルのオーナーさんは若い男性でしたが、非常に感じの良い方でした。スタッフの方も皆さん親切でした。ホテルは横幅が短く奥行きの長い建物です。宿泊以外にもツアーやバスの手配もやってくれるようですが、特に必要なかったので利用はしませんでした。

◆ホテルの外観

juliekas guesthouse exterior

口コミ情報にある通り、建物はかなり年代を感じます。エレベーターはないため、年配の方や大きな荷物がある方は注意が必要です。

案内してもらったのは3階にあるバルコニー付きのダブルルームです。部屋は十分な広さがあります。建物と同様、部屋も大分老朽化を感じますが、清掃は行き届いており清潔でした。エアコンに加え天井にファンがあり、これが中々性能が良くて、部屋に入った時はかなり暑かったのですが、スイッチを入れるとすぐ涼しくなりました。その他、冷蔵庫、湯沸かしポットも問題なく使えました。セキュリティボックスは無く、貴重品はフロントにお願いして預かってもらう必要があります。

◆バルコニー付のダブルルーム

juliekas guesthouse double room

椅子や机などの家具も、必要最低限は取り揃えられていましたが値段相応です。テレビ台となっている机がなかなかチープで個人的には微笑ましかったです。

◆テレビ台となっている机

juliekas guesthouse desk

バスルームはあまり広くなく、若干下水の匂いがするのが気になりました。アメニティの方は必要最低限という印象で、シャンプーが無かった記憶があります。ちなみに、前回プノンペンで利用したホテルと同様に、ホテルに入った直後は水が使えませんでした。また同じケースだと思ってしばらく放置すれば使えると思ったのですが、今回は単に設備的な事情だったようで、ホテルのオーナーに伝えたらすぐ対応してくれました。何度か書いていますが、設備面や衛生面を重視する方はもう少し上のランクのホテルを利用した方が良いと思います。この辺りが許容できれば、十分オススメできるホテルです。

◆バスルーム

juliekas guesthouse bath

ホテルの前は公園になっていて、バルコニーからは良い景観を楽しめます。公園の先は王宮となっており、夜はライトアップされた景観となります。

◆バルコニーからの景観

juliekas guesthouse view from balcony 1st daytime

王宮のライトアップを楽しむ

ホテルにチェックインした後は、近くのカフェでコーヒー買って、バスで食べなかったチキンバーガーなどで遅い昼食にしました。カフェはホテルから出てすぐのところにある「Lagràce Cafe」で、アイスラテをテイクアウトしました。店員さんは愛想が良くて対応も良く、後日リピートしても良いと感じましたが、結局その機会はありませんでした。アイスラテは2.75ドルと、それなりの料金でしたが、ボリュームがあって美味しかったので満足です。

◆Lagràce Cafe(夜に撮影)

lagrace cafe exterior

今日は晴天だったので、外の気温はかなり高く、日中は散策する気分にはならず夕方までホテルで大人しく過ごしていました。

18時過ぎ、王宮の周辺がライトアップされたので散歩がてら行って見ました。徒歩で数分と、本当に近いので気軽に行けるのが最高です。王宮前のロイヤルパレスパークには多くの観光客や地元の方々の姿があり、皆さんライトアップを楽しんでいました。

◆ロイヤルパレスパーク

royal palace park night1

王宮内に立っている「ムーンライトパビリオン」のライトアップがひと際際立っています。

◆ムーンライトパビリオン

moonlight pavilion front far night

トンレサップ川の方にも行こうと思ったのですが、ロイヤルパレスパークとの間を隔てるシンワット・キー通りは、多くの車両やトゥクトゥクが行き交っており横断するのに一苦労しました。

◆シンワット・キー通り

sisowath quay avenue

トンレサップ川沿いの遊歩道(リバーフロント)もライトアップされており賑わっていました。この辺りは、ひったくりの被害が多発している場所なので、景観に見とれて油断しないように気を付けていました。

◆リバーフロント

phnompenh river front night1

トンレサップ川の表面は泥水で濁っているので、日中の景観はお世辞にも良いとは言えないのですが、夜はその辺がうまく誤魔化されるので大変良い景観となります。

◆トンレサップ川の景観

tonle sap river night south

tonle sap river night east

北に向かって少し歩くと、歩行者用の信号機があったので横断し、屋台が多く集まっている細い通りに足を向けました。場所としては、ホテルから数百メートル程度の距離にあります。多くの屋台が並んでゴチャゴチャしていて、いかにも東南アジアという雰囲気が出ています。この近くにYoutubeでオススメされていたカンボジア料理の屋台があると思って探したのですが、残念ながらそれらしきお店を見つけることができませんでした。

◆屋台の集まっている通り

phnompenh street food

仕方ないので、ホテル周辺のお店の中でピックアップしておいた、麺料理のお店「David’s Restaurant Homemade Noodles」に向かいます。これもYoutubeで紹介されていたお店で、美味しい麺料理を食べることができて、麺を打っているところを目の前で見せてくれるのが特徴です。

◆お店の外観

davids restaurant homemade noodle exterior

予想に反してお店の中は空いていたので、こちらで頂くことにしました。スタッフの方々は外国人観光客慣れしているようで、手慣れた感じでした。英語を話せるスタッフもいて、注文にも苦労しませんでした。今晩は、炒めた麺を頂きました。豚肉と一緒に調理したもので、料金は5ドルと若干観光地料金です。そのせいでしょうか、お客さんはほぼ外国人観光客でした。注文すると間もなく、目の前で麵打ちの実演が始まりました。若い男性でしたが、手慣れた動きでした。

◆麵打ちの実演

davids restaurant homemade noodle show

麺打ちが終わって間もなくすると料理が運ばれてきました。麺はモチモチしており、甘い味付けで口に合いました。普通に美味しかったですが、特別安いわけでもないので、近くの屋台など、もっと安くて同じような料理を食べられるお店はあると思います。

◆炒めた麺(豚肉)

davids restaurant homemade noodle pork

お腹が一杯になったので、今日はこれ以上外出せず大人しくホテルに戻りました。バルコニーからはロイヤルパレスパークのライトアップを遠目に見ることが出来ました。

◆バルコニーからの景観

juliekas guesthouse view from balcony 1st night1

juliekas guesthouse view from balcony 1st night2

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