2024年12月7日(土) 6日目
ホテルの朝食について
ホテル2回目の朝食は、fried yellow noodleを頂きました。日本語にすると「炒めた米麺」で合ってるでしょうか、焼きうどんに近い食べ物で、甘めのソースの味付けは日本人の口に合うと思います。
◆炒めた麺
果物はスイカとドラゴンフルーツです。昨日も書いたのですが、甘みと酸味のあるドラゴンフルーツが個人的に大変気に入りました。日本で買うのは中々難しそうなので、記憶に残るように噛みしめながら頂きました。
◆果物
アンコール国立博物館
今日は予備日的な位置づけで、先週時点では雨予報だったこともあり、この日はアンコール遺跡群の観光はせず、代わりに市内の観光スポットを巡る予定でいました。ホテルのオーナーさんが話していたのですが、こちらでは雨予報であっても、降らないことも多く、降っても局所的だったり一時的だったりする言っていました。実際、上空を見ると曇り空ではあるのですが、雨が降りそうな気配はありません。
市内で一番観光したかったのがアンコール国立博物館です。アンコール遺跡群から出土した彫刻、レリーフ、石碑などが展示されており、口コミ評価も大変高いので、時間があれば行きたいと考えていました。
博物館はホテルから北に約2kmの場所、アンコール・ワットに行く途中に位置し、アクセスするには便利な場所にあります。移動にはGrabを利用しました。昨日利用させてもらったトゥクトゥクのドライバーさんからも送迎の営業を掛けられていたのですが、Grabと比べるとさすがに割高だったため、丁重にお断りしました。とても感じの良いドライバーさんだったので、少し心が痛みましたが、こればかりは仕方ありません。プノンペンと同様に、シェムリアップ市内も多くのトゥクトゥクが往来していますので、呼べばすぐ来てくれます。
■9:30 アンコール国立博物館到着
◆アンコール国立博物館外観
入口を入ったところにあるクロークで、リュックサック等の大きな荷物は預ける必要があります。入場料は12ドル、これとは別にオーディオガイドが5ドルです。こちらのオーディオガイドは大変充実した内容だったので、利用することをオススメします。館内では、スマホによる撮影はOKですが、フラッシュは禁止です。
◆チケットカウンター
建物は1階と2階から成り、チケット購入後は螺旋階段を登った2階のフロアから始まります。
◆螺旋階段
館内は、テーマ別に、特別展とギャラリーA~Gに分かれて展示されています。
◆博物館案内図
最初の部屋に入ると、短時間の動画が上映され、これが博物館のブリーフィング(説明)になっていました。動画は日本語も対応していました。
◆ブリーフィング・ホール
展示室と展示室の間のスペースには、石像やカンボジアの伝統的な仏具などが陳列されています。これらにも、オーディオガイドによる詳細な説明がありました。エアコンはかなり効いていて、少し寒いぐらいだったため、長袖を持って来ておいて正解でした。
◆聖なる場所
◆仏陀礼拝に関する指示
まずは特別展の「千仏ギャラリー」から始まります。展示室内には、数えきれないほどの仏像が陳列されていました。壁面に目を向けると、小さい仏像がびっしり並んでいます。一つ一つが価値のありそうなものばかりで、千仏という名前に違わぬ充実ぶりです。
◆千仏ギャラリー
◆瞑想中の仏陀
◆ブッダフット
個人的に記憶に残っているのが「癒しの仏陀」という仏像で、表情が大変穏やかで、見ているだけで心が和みます。
◆癒しの仏陀
◆菩提樹の下の仏陀
ギャラリーAは「クメール文明」というテーマで、アンコール王朝(クメール)が成立する前の時代(1~8世紀)の発掘品が展示されています。以前投稿した通り、アンコール王朝が成立する前は、扶南と真臘という国家があったのですが、これらについて解説したパネルもあり、歴史や文化などが良く整理されていました。
◆ヴィシュヌ立像(6世紀)
プノンペンの国立博物館にミロのヴィーナスのようなドゥルガー像がありましたが、こちらのドゥルガーの造形美も見事です。ちなみに、ドゥルガーはシヴァ神の神妃とされています。
◆ドゥルガー
ギャラリーBは「宗教と信仰」というテーマで、アンコール王朝(クメール王朝)の時代の彫刻などが展示されています。この博物館の一番の見どころであり、素晴らしい彫刻の数々を鑑賞することができました。
◆シヴァ
◆ガネーシャ
◆ビシュヌの境界石
◆ナーガ
ギャラリーCは「偉大なるクメールの王たち」というテーマで、アンコール王朝の中でも傑出した業績を残した4人の王に関連する発掘品が展示されています。4人の中でも、もうお馴染みとなりましたスーリアヴァルマン2世とジャヤヴァルマン7世の2人がメインとなっています。ここでは、「まぐさ」と呼ばれる開口部の上部に付ける横材の展示が素晴らしく、いずれも見応えがありました。
◆ギャラリーC
◆プリア・コー様式のまぐさ
◆バンテアイ・スレイ様式のまぐさ
◆バプーン様式のトリムルティのまぐさ
◆悪魔を殺すクリシュナのまぐさ
◆ナヴァグラハ
2階の展示を見終えたので1階の展示室に向かいます。この時点で1時間半ほど鑑賞しています。オーディオガイドが充実していて、全部聞きながら鑑賞していると、結構なボリュームとなります。
階段を降りた場所は、休憩できるスペースとなっておりカフェもありました。ちょうど喉も乾いていたので、アイスラテを頂きました(2.5ドル)。館内は思った以上に空いていて、鑑賞するには大変都合が良いのですが、遺跡の混雑ぶりから考えると拍子抜けした感は否めません。
◆カフェ
ここからは後半戦、ギャラリーDは「アンコール・ワット」をテーマとし、この巨大都市がどのように建設されたのかを学ぶことができます。まず、いくつか彫刻の展示があり、その後に、パネルや映像、アンコール・ワットのジオラマが展示されていました。アンコール・ワットを訪問する前に見ておくと良い予習になると感じました。
◆ベンメリアの菩薩坐像
◆シヴァ神立像(12世紀)
◆ギャラリーD
◆アンコール・ワットのジオラマ
◆レリーフのパネル
ギャラリーEのテーマは「アンコール・トム」、これに関連した発掘品やパネルが展示されています。アンコール・トムを建設したジャヤヴァルマン7世は仏教に篤かったことから、仏教に関連する彫刻などが多く展示されています。
◆ギャラリーE
◆仏教境界石
いくつものロケシュバラ(観音)が展示されていましたが、いずれも美しい造形で見応えがありました。
◆ラディアント・ロケシュヴァラ
◆ロケシュヴァラ(12世紀末~12世紀初頭)
◆ロケシュヴァラ
◆象や亀の彫刻
ギャラリーFは「石からの話」というテーマで、石碑を中心に展示されていました。石碑には古代クメールの文字が刻まれていて、全く読めないのは当たり前ですが、石碑にびっしりと書き込まれた文字を眺めているだけでも楽しい時間でした。
◆ギャラリーF
◆プノン・ホー・プノフの碑文
◆プラサット プレア・コ―の石碑
最後のギャラリーGは「古代の衣装」というテーマで、アプサラの像や装飾品などが展示されていました。
◆ギャラリーG
◆装飾品
ギャラリーGから出ると、ミュージアムショップがありました。品揃えは良さそうでしたが、あまり興味がなかったので早々に出てしまいました。
◆ミュージアムショップ
外に出ると時刻は13時を過ぎていました、休憩を挟んで約3時間、見応えのある展示が多く、分かりやすく整理されており、オーディオガイドの解説も充実してたので満足度は高いです。これだけ完成度の高い博物館はなかなか無いと思いますので、時間を空けて訪問することをオススメしたいです。
シェムリアップ市内を散策しながらホテルに戻る
博物館からの帰りは徒歩で戻りました。外は大分暑かったのですが、ホテルまでは2km程度なので頑張りました。雨も全く降る様子がありません。途中、「ロイヤルインデペンデンスガーデン」やシェムリアップ川の景観を楽しみました。ロイヤルインデペンデンスガーデンは、国王の別荘「ロイヤルレジデンス」の真向かいにあり、景観の良い公園として整備されています。
◆ロイヤルインデペンデンスガーデン
この辺りが気になる人は他にもいたようで、トゥトゥクに乗って来て、写真だけ撮ってどこかに行ってしまう観光客の姿がありました。
◆ロイヤルレジデンス
カンボジアはフランスの植民値だった影響で交差点はラウンドアバウトです。場所によっては、中央に石像が配置されたりと趣向を凝らしています。
◆ロータリー(ラウンドアバウト)
この時間帯は、皆さんアンコール遺跡の観光に忙しいようで、市内は閑散としていました。
◆シェムリアップ川
Khmer Taste Restaurant
夕飯はオールド・マーケット近くにある「Khmer Taste Restaurant」で頂きました。メニューが豊富で安く食べられることで有名で、ガイドブックやネット上など様々なところで紹介されている有名店です。
ホテルからはそれほど遠くないため、徒歩で向かいました。途中、いかにもオールド・マーケットっぽい雰囲気の通りを横切りました。元来、買い物の類に時間を掛ける習慣がなく、結局、この辺のお店も通っただけで終わってしまいました。
◆オールド・マーケット
オールド・マーケットを過ぎて、多くの飲食店が並んでいる通りにレストランがあります。お店の前では、オーナーさんと思われる年配の女性が愛想良く客の呼び込みをしていました。
◆レストラン外観
夕飯には大分早い時間帯だったのですが、さすが有名店、既にそこそこのお客さんが食事を楽しんでいました。
◆レストランの中
評判の通りメニューは豊富で迷ったのですが、空心菜と牛肉の炒め物を注文しました。空心菜は中国野菜ですが、カンボジアではしばしば食べられるようです。料金は3.5ドルで、これに炊いたご飯とミネラルウォーターが1本ついてきます。確かに安いです。
注文後、割と早く料理が運ばれてきました。空心菜を口にするのは初めてではないと思うのですが、思った以上にクセのある食べ物で、香りも強く、牛肉との相性は悪くないのですが、美味しいのか美味しくないのかと問われると、次は食べなくてもいいかなというのが正直な感想でした。ご飯も、他のお店で食べたのと同様で、至って普通の東南アジアのお米です。お米だけで食べると、少し味が足りない感じがするんですよね。
◆空心菜と牛肉の炒め物
ここまでは順調だったのですが、食事が終わった後、会計をお願いしたのですが、待てど暮らせど誰もやって来ず、催促したら若い女性のスタッフには露骨に嫌な顔もされて、少し後味が悪くなりました。私以外にも、料理が運ばれてなくて催促している人もいましたし、スタッフが忙しすぎて現場が上手く回っていないように見受けられました。私はたまたま貧乏くじを引いただけかもしれませんが、個人的には次はもう来なくてもいいかなと思いました。料理はリーズナブルで味も問題ないため、多少の問題が許容できれば、良いお店だとは思います。
























































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