船で行く九州の旅7 レンタカーで阿蘇観光、竹田市へ

2021年4月11日(日) 8日目

レンタカーで阿蘇へ

今日は、日中は阿蘇を観光して、夕方から宿のある大分県の竹田市に向かいます。阿蘇には実際に足を運んだことがなく、以前大阪から熊本空港行きの飛行機上空から見た阿蘇カルデラの地形が印象的だったので一度は行ってみたいと考えていました。

阿蘇山について

熊本県阿蘇地方に位置する世界有数の大型カルデラ(東西約17km、南北25km)の中に、今も噴煙を上げ続けている中岳を始めとする中央火山丘群(主に阿蘇五岳)が存在します。この中央火山丘群を阿蘇山と呼んでいます。阿蘇五岳は高岳(たかだけ)、中岳(なかだけ)、烏帽子岳(えぼしだけ)、杵島岳(きじまだけ)、根子岳(ねこだけ)のことで、阿蘇山という単体の山は存在しません。また、カルデラの外側にはなだらかな火砕流大地によって外輪山が形成されており、広い意味ではこの外輪山まで含めて阿蘇火山と呼んでいます。

阿蘇観光はレンタカーで

阿蘇は広い範囲にみどころが点在しており公共交通機関だけで観光するのは難しいため、レンタカーを利用することにしました。レンタカー会社はいくつもあるのですが、トヨタレンタカーさんを利用しました。トヨタレンタカーさんは阿蘇駅近くに営業所(阿蘇駅前店)があるため、熊本市内で借りて阿蘇駅前店で返却することが可能です。同じ県内の別営業所で返却した場合、追加のコストが発生しません。熊本市内には多くの営業所があるのですが、ホテルに一番近い大甲橋店で借りました。

予約についてですが、トヨタレンタカーさんのサイトでネット予約するのが一番安いんですが、タイミングよく楽天トラベルスーパーセールで割引クーポンが利用できたので、今回は楽天トラベルで予約しました。一番安いコンパクトカーのプランで、保険等諸々含めて4,225円で済みました。

ホテルをチェックアウト後、市電で九品寺交差点停留場まで移動し、そこから徒歩5分で大甲橋店に到着です。手続きもすぐ終わり、阿蘇へ向けて出発です。一番の懸念材料だった天気ですが、実は昨日時点では雨予報でした。ところが一晩経つと晴天の予報に変わっていました。今日だけは晴れて欲しいと願っていたのでホッとしました。

ミルクロードを走る

まずは国道57号を阿蘇方面に走行します。レンタカーは運転に慣れるまで少し時間が掛かるんですが、この道路は比較的運転しやすかったので助かりました。約40分後、大津町にある「道の駅大津」で休憩をしたのですが、駐車場にはツーリングのバイクが所狭しと並んでいて驚きました。

道の駅を出た後は、県道339号に入ります。県道339号から12号、45号を経由する道路は「ミルクロード」と呼ばれており、広大な草原が広がる外輪山の尾根筋を、約45kmに渡って駆け抜ける非常に美しい道路です。運転していたので写真は撮れなかったのですが、見晴らしがとても良く、変化に富んだ起伏のある道路だったので楽しくドライブできました。

■09:42 阿蘇スカイライン展望所

ミルクロードの途中にある阿蘇スカイライン展望所からは阿蘇カルデラの地形や、阿蘇五岳を一望できます。遠くは少し霞んでいるのですが、この景色が見たかったのでレンタカー借りてまで来た甲斐がありました。

◆阿蘇スカイライン展望所

aso skyline lookout

◆阿蘇カルデラの地形

aso skyline lookout view

◆ミルクロード

milkroad

大観峰

大観峰は阿蘇随一のビュースポットで、阿蘇の街並みや阿蘇五岳が一望できます。かつては遠見ヶ鼻と呼ばれていましたが、文豪徳富蘇峰が大観峰と名付けました。駐車場はそこそこキャパシティがあるんですけど、ほぼ埋まっていました。

■09:58 大観峰到着

◆駐車場付近

daikanbo parking

◆大久保橙青の句碑、高浜虚子の句碑

daikanbo memorial to the verse

駐車場から大観峰頂上までは5分ほど歩く必要があります。

daikanbo path

大観峰頂上の標高は936m、ミルクロードに入る手前の大津町の標高が50mですから、短時間で一気に登ってきたことが分かります。

◆大観峰頂上

daikanbo monument

◆2等三角点

daikanbo 2nd triangulation point

頂上からは360度の大パノラマが楽しめる最高の景色が広がります。

◆大観峰頂上からの景色

daikanbo view1

daikanbo view2

daikanbo view3

◆阿蘇カルデラ地形図

daikanbo map

阿蘇中岳火口

阿蘇パノラマラインを走る

次は阿蘇五岳の中で、現在も活発な活動を続けている中岳火口に向かいます。国道212号を阿蘇駅まで下り、中岳へ続く「阿蘇パノラマライン」と呼ばれる県道111号を進みます。しばらくすると、見晴らしの良い草原が広がる一帯があるのですが、馬や牛が放牧されているのを見かけたの車を停めて撮影タイムです。

◆阿蘇パノラマライン

aso panorama line

aso panorama line horse

aso panorama line view1

aso panorama line view2

さらに進むと、高さ80mの均整のとれた小さな山があります。これが米塚と呼ばれる阿蘇の代表的な景観のひとつです。小さいながらもれっきとした火山で、頂上のくぼみは噴火の名残です。

◆米塚

aso komezuka

草千里ヶ浜

■11:30 草千里ヶ浜到着

「草千里ヶ浜」は阿蘇の代表的な観光スポットで、阿蘇五岳の一つ烏帽子岳の北麓に広がる火口跡にある大平原と、雨水が溜まってできたといわれる池とが織りなす自然のコントラストが美しい場所です。

草千里ヶ浜の正面には大きな有料駐車場(500円)があり、展望レストランやお土産屋さんがあります。阿蘇山の生い立ちから現在の生態までトータルに学習・見学できる「阿蘇火山博物館」も併設されています。

草原が新緑になる時期には少し早かったので、美しさという意味では若干の物足りなさがあったものの、それでも自然の雄大さを感じる景色を楽しむことができました。

◆草千里ヶ浜駐車場

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◆草千里展望所からの景色

aso kusasenri view1

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中岳火口を見学

■12:05 阿蘇山上ターミナル到着

草千里駐車場から約5分進むと、阿蘇山上ターミナルに到着です。中岳は現在も活発に活動しているため、火山ガスや天候により火口を見学できない場合があります。当日は規制が解除されていたため、自家用車で火口付近の駐車場まで行くことができました。

火口の見学自体には料金は発生しないのですが、阿蘇山上ターミナルから火口までの有料道路「阿蘇山公園道路」の使用料(800円)が発生します。

◆阿蘇山上ターミナル

aso sanjo terminal

■12:15 火口駐車場到着

普段見慣れない荒涼とした景観が、SF映画出てくるどこか別の惑星みたいでテンションが上がります。

aso nakadake crater1

aso nakadake crater2

◆避難用シェルター

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中岳には7つの火口があり、第1火口だけが噴煙を吹き上げています。自然の雄大さを肌で感じるつかの間のひと時です。

◆中岳第1火口

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◆旧火口群

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aso nakadake crater7

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阿蘇神社と門前町

阿蘇駅に戻ると13時を過ぎており、お腹も空いてきたので、約4km東にある宮地駅近くのレストラン(後で詳述)に向かいました。阿蘇駅からは道路がかなり混雑していたので嫌な予感がしたんですが、案の定、宮地駅周辺も大変混雑しておりレストランの駐車場は満車でした。仕方ないので、先に1.5km北にある阿蘇神社を見に行くことにしました。

阿蘇神社は、神武天皇の孫神で阿蘇を開拓した健磐龍命(たけいわたつのみこと)をはじめ家族神12神を祀り、2000年以上の歴史を有する古社です。古来、阿蘇山火口をご神体とする火山信仰と融合し、肥後国一の宮として崇敬をあつめてきました。

境内に入ってから気づいたんですが、阿蘇神社も熊本地震により甚大な被害を受け、災害復旧工事が進められていました。阿蘇神社の楼門は、日本三大楼門に数えられる珍しい二層式楼門です。実物は見れず代わりにモンタージュ写真が貼られていました。楼門はこの目で直に見たかったので残念です。

◆南鳥居

aso shrine south torii

◆楼門

aso shrine tower gate

◆神幸門

aso shrine miyukimon

◆拝殿

aso shrine haiden

◆神の泉

aso shrine god spring

阿蘇神社の門前に位置する商店街は多くの観光客で賑わっていました。当日は「Cento Miglia KAMITSUE(チェント・ミリアかみつえ)」というイベントが行われており、世界の名車が集まっていました。

◆阿蘇門前町商店街

aso monzenmachi1

aso monzenmachi event1

aso monzenmachi event2

あか牛レストラン 藤屋

宮地駅からすぐのところにある「あか牛レストラン 藤屋」さんにで昼食を頂きました。ガイドブックでオススメされている老舗の洋食店です。14時近くになっていたんですが、店内はまだ大勢のお客さんがいました。

akaushi restaurant fujiya

メニューはあか牛ステーキやハンバーグ、あか牛丼など美味しそうなものばかりで迷ったんですけど、ガイドブックで紹介されていた「あか牛のハヤシライス」を頂くことにしました。美味しかったんですけど、あか牛よりもトマトの美味しさが際立っていたのが印象的です。

akaushi restaurant fujiya hayashi rice

竹田市へ

阿蘇での観光は終了し、阿蘇駅に戻ってJR豊肥本線で大分県の竹田市に移動します。レンタカーは何事もなく無事にトヨタレンタカー阿蘇駅店に返却することができました。JR阿蘇駅のすぐ隣には「道の駅阿蘇」があるのですがここも大変混雑していました。今日だけはコロナ禍って何ですか?という感じでした。

◆道の駅阿蘇

michinoeki  aso

◆JR阿蘇駅

jr aso station

JR以外で熊本から大分に移動する手段として特急バス「やまびこ号」があるんですが、運営している九州産交バスの営業所がJR阿蘇駅前にありました。中を覗いてみると、電光掲示板があったり自動券売機が設置されていたりと利便性の高さを感じました。今回は電車に乗りたかったのでJRを選択したんですけど、機会があればバスも良さそうです。

◆九州産交バス阿蘇営業所

sanko bus aso office

午後になると阿蘇五岳がハッキリ見えるようになりました。

jr aso station view

熊本駅と大分駅を結ぶJR豊肥本線は、阿蘇カルデラを横切る路線で「阿蘇高原線」という愛称が付けられています。2016年4月の熊本地震で甚大な被害を受け、肥後大津駅⇔阿蘇駅間が不通となっていましたが、2020年8月8日に全線で運転を再開しました。九州横断特急を利用すると熊本⇔大分間を約3時間で移動できるのですが、在来線は本数が少なく接続も良くありません。

阿蘇市と大分市の中間地点にあたる大分県竹田市には、日本100名城にも選定されている岡城跡があり、見学したいと思っていたので今晩は竹田市で一泊したいと思います。

15時53分発のJR豊肥本線の宮地行きに乗ります。二駅で宮地駅に到着です。

◆JR阿蘇駅構内

jr aso station plathome

jr aso station railway

■15:58 JR宮地駅到着

JR宮地駅では16時36分発豊後竹田行きに乗り換えです。宮地駅を出発してしばらくすると景色が途端に変わり、森林の中を走る鉄道となりました。

◆JR宮地駅

jr miyaji station

jr miyaji sation plathome

jr miyaji station view

たけだ駅前ホステルcue

■17:22 JR豊後竹田駅到着

駅到着時には滝廉太郎「荒城の月」が流れていました。竹田市は滝廉太郎氏ゆかりの地でもあります。

◆豊後竹田駅

jr bungotakeda station

駅前は稲葉川が流れており風情のある景観をつくっています。

◆稲葉川

takeda inaba river

駅から徒歩1、2分で今晩お世話になる「たけだ駅前ホステルcue」に到着です。古民家をリノベーションしたという建物がとてもいい雰囲気です。駅近くには手ごろなホテルがなく、今回は珍しくゲストハウスを利用してみました。

オーナーさんは私と同い年のとても良い感じの人でした。市内の観光スポットや観光ルート、オススメのお土産屋さん、食べ物屋さんなど懇切丁寧に教えて頂きました。日中はパン屋さんも営業しているようで少し興味があったんですが、残念ながら売り切れでした。スタッフの方曰く、今日はいつもより断然お客さんが多かったらしいです。

◆たけだ駅前ホステルcue

takeda station hostel cue

建物の中も落ち着きのある内装が施されています。ゲストハウスなのでキッチンや洗濯機などの設備も整っています。

◆リビングスペース

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◆洗面所

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◆2階廊下

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最大定員6名のドミトリーを予約したのですが(3,999円)、今日は予約が少なく一人で一室を占拠することができました。

◆ドミトリー

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日本一の「おんせん県」である大分県ですが、竹田市も例に漏れず、市内には沢山の温泉施設があります。しばしの休憩後、駅近くにある「竹田温泉花水月(はなみずき)」に行ってみました。夕方を過ぎると気温が急激に下がり肌寒くなってきたので丁度良かったです。入浴料は通常500円ですが、ゲストハウスでは温泉券を割引価格の400円で購入できました。

◆竹田温泉花水月

takeda onsen hanamizuki entrance

takeda onsen hanamizuki ticket

ゲストハウスから温泉までは徒歩5分、夜でも通りは明るいです。温泉は地元のお客さんでそこそこ混雑していました。お湯は若干温めだったのですが、ゆっくり湯に浸かることができたのでリフレッシュできました。

takeda night

昼間パン屋さんだったスペースは、夜はおしゃれなバーとして営業していました。温泉から戻ると、オーナーさんから声を掛けられて、ウェルカムドリンクとして一杯飲み物をサービスして頂きました。

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