今回の旅行で、どの都市か一番良かったか?と聞かれたら、間違いなくニンビンと答えます。当初は、歴史的建築物が多く残るフエを一番楽しみにしていたのですが、結果的にはニンビンの方が満足度が上回りました。ニンビンは景勝地のチャンアンやタムコックが有名ですが、歴史的建築物も数多くあり、ホアルー遺跡やバイデン寺院などの素晴らしい文化遺産に触れることができました。
日本人観光客の多くは、ハノイから日帰りでニンビンを観光するツアーを利用するケースが目立ちますが、1日だけで完結させるのは大変勿体ないと感じました。できれば2~3日は滞在することをオススメしたいです。
乗合シャトルバスでハノイからニンビンへ移動
ニンビンは首都ハノイから南へ約90km行ったところにあります。ハノイからニンビンへの移動は、電車、バス、乗合シャトルバス、タクシーなど多くの手段があります。当初は電車で移動する計画だったのですが、一日に運行する本数が少なく、早朝と夕方以降の便しかないため断念しました。バスについては、旧市街から約5km南に行ったところにあるザップバット・バスターミナルからニンビン行きのバスに乗ることができます。料金は約500円と安く、運行本数も多いのですが、ただ一つ難点があって、旧市街からバスターミナルまで徒歩で移動するのは難しく、タクシー等を利用する必要があります。さらに、予約したホテルはバスターミナル(ニンビン駅)からは約7km離れた場所にあり、こちらについてもタクシーでの移動が必要です。結果的にあまり金銭面のメリットはなく、乗り物を乗り継ぐことで発生する時間のロスも馬鹿になりません。以上から、乗合シャトルバスを利用するのが一番良い選択肢となります。
実際、今回は乗合シャトルバスを利用しました。旅行専門サイト等で探してみると、多くの旅行会社が運行しているのが分かります。値段も大体同じで、1,500円~2,000円が相場のようです。今回は「bookaway」を利用して、旧市街のホテルでピックアップして、ニンビンのタムコックにあるホテルまで送迎してくれる会社(Ninh Binh Excursion)のものを選びました(約1,700円)。結果的には、これが正解だったのですが、1点反省があって、予約はホテル経由にした方が確実でした。今回のケースでは、予約完了後に運行会社側からの事前の連絡が全くなく、果たして当日は時間通りにシャトルバスが来てくれるのだろうかと直前まで不安でした。幸運にも、ホテルのスタッフの方がニンビンへの移動について気にかけて下さり、たまたま良く知っている会社だったということで、わざわざ会社に電話して時間やピックアップ場所について確認をしてもらえました。このようなことがあって、先にホテルに相談しておけば余計な気疲れをしなくて済んだと痛感しました。
当日の4月13日(土)は、ホテルをチェックアウトして、ロビーで待機していると、11時30分になると運行会社のスタッフがバイクで迎えに来て、近くのホテルまで運んでくれました。どうやら、乗客を一ヵ所のホテルに集めてからシャトルバスが来るような流れのようです。旧市街の混雑した道路をシャトルバスで移動しながら全てのホテルでピックアップするのは現実的ではないと思っていたので納得の対応でした。間もなくすると、シャトルバスがやって来ました。乗客は私を入れて7名で、私以外は全員欧米からの観光客でした。車内は綺麗で座席も広く、空調も効いていました。
◆乗合シャトルバス
ハノイからニンビンまでの所要時間は約2時間です。旧市街を出発後、ハノイ市内は相変わらず多くの車とバイクで混雑していましたが、郊外に出ると緑豊かな田舎の風景に様変わりしました。途中、有料道路を利用しましたが、綺麗に整備された道路で日本の道路を走っているのと変わりませんでした。
◆ハノイ郊外
約1時間半移動したところで、ニンビンに入る少し手前にあるお土産屋さんでトイレ休憩となりました。伝統衣装のアオザイからシルクのスカーフ、貴金属類や雑貨など多種多様な品々が陳列されていました。また、入口近くの一角はレストランになっていて食事もできるようになっていました。
◆お土産屋さん
ニンビンに入って間もなくするとバスが停車しました。どうやら、ここでタムコック以外のホテルに宿泊する乗客が降りて別の車で移動する流れのようです。私も含めてバスに残った乗客は、タムコックの方に移動して、各自のホテルまで送迎してくれました。
ニンビンで利用したホテルやレストランについて
Center Tam Coc Homestay
4月13日~15日の3泊、ニンビンのタムコックにある「Center Tam Coc Homestay」にお世話になりました。
ニンビンのホテルはタムコック周辺に集中しており、次いでチャンアンやニンビン駅周辺にもまとまった数のホテルがあります。ニンビンに数日滞在するのであれば、レストランやカフェも多く集まるタムコック周辺のホテルにするのが無難な選択となります。こちらのホテルは約2ヶ月前に、booking.comで予約しました。バンガロータイプの部屋で、一泊朝食付きで約2,200円とお得な料金で利用できました。建物はホテルというよりは、民家の一部を貸し出しているようなイメージです。実際、こちらは家族経営のホテルで、英語が流暢な女性がメインで対応してくれました。女性のほか、旦那さん、小さいお子さん、女性のお父さんとお母さんという3世代の家族構成で同じ敷地内で一緒に住んでいるため、ベトナムの人々の普段の生活の様子が垣間見えるのも面白い点です。
ホテルはタムコック中心部にあり、ボート乗り場から徒歩数分の場所にあります。周辺にはレストランやカフェが多く、ミニマート(コンビニのようなお店)もすぐ近くと利便性は抜群です。
ニンビンは観光名所が点在していて、距離もあるため移動手段がネックとなります。計画段階では、ツアーを申し込んだ方が良いと考えたのですが、旅行専門サイトを見ても、ハノイ発の日帰りツアーばかりでニンビン発のものはあまりなく、あっても内容が合わなかったりと難がありました。結局、何も準備することができず当日を迎えます。ホテルにチェックインした際、観光名所について丁寧に案内して頂けたのですが、その際、ニンビンで催行しているツアーを案内して頂けました。
ツアーの内容は、タムコックから離れた所にある、チャンアン、ホアルー遺跡、バイデン寺院の3つを観光するもので、まさに私が探し求めていた内容でした。これらをツアーで回れれば、残りの観光名所は自転車で行くことが可能です。ツアーの詳細については別の投稿に記載します。
◆ホテル外観
多くの植物に囲まれた中庭はコンパクトながらも手入れが行き届いていて、憩いの場になっています。
◆中庭
部屋は広く高級感のある内装でした。ベッドはクイーンサイズです。建物が通りに近い場所にあるため、カーテンを開けると通りから部屋の中が丸見えになってしまうのが気になりました。また、近くにカラオケバーがあるため、夜は少し騒がしいです。エアコンは設置されていますが、冷蔵庫、湯沸かしポットはありません。
◆部屋
バスルームは広いのですが、シャワーとトイレの位置が妙に近いのが違和感でした。ただし、一日も過ごすと慣れてしまって気にならなくなりました。人間の適応力とは恐ろしい物です。
◆バスルーム
朝食はメニューから選択して作ってもらう形式で、パンと卵料理一品、飲み物から一品、フルーツジュースから一品が提供されます。
◆朝食
Thảo Béo Restaurant Bar
タムコック周辺にはメイン通りを中心に多くのレストランがあるのですが、大体どこも似たような作りになっています。値段設定も大体同じような感じで、言い方は悪いのですが、まあどこで食べても大して変わらないだろうというのが率直な印象です。
メイン通りはカラオケバーのようなお店もあって大変騒がしく、できれば静かな場所で食事をしたいと考えていたのですが、ちょうどピッタリなレストランがありました。「Thảo Béo Restaurant Bar」というお店で、メイン通りからは少し奥に行った場所にあり、周囲も民家ばかりなので静かで落ち着いた雰囲気です。ニンビンを観光した日本人の方もYoutubeでオススメしていました。朝から夜遅くまで営業しているようなので、好きなタイミングで食事ができるのも良い点です。
メニューは豊富で、ありとあらゆるベトナム料理が網羅されており、こちらで何回食事をしても、毎回異なる料理が楽しめます。実際私は一回目行ったときに大満足だったので、以後、他のレストランを開拓することなく、計3回こちらで食事を頂きました。
◆外観
お店の中は開放的で良い雰囲気です。一回目に行ったときは、お昼の時間帯を過ぎていたこともあり、お客さんは誰もいませんでした。オーナーと思われる女性が大変親切な方で、流暢な英語で対応してくれました。
◆お店の様子
一回目はベトナム料理のブンチャーと豚肉の串焼きを頂きました。最初、豚肉の串焼きとご飯を頼んだのですが、ブンチャーをまだ食べたことがないという話をしたところ、急遽ご飯をブンチャーに変更してくれました。ブンチャーは日本で言うところのつけ麺に相当するもので、米で作った麺を酸味のあるタレで頂くものです。ハノイでは食べずじまいだったのでようやく口にすることができました。串焼きの方は、甘みのあるタレで焼かれており、こちらも美味しかったです。料金は、飲み物を含めて17.9万ドン(約1,100円)でした。食後はアイスコーヒーも頂きました。
◆ブンチャーと豚肉の串焼き
翌日の夕方もこちらで頂きました。オーナーの女性から良い魚が入ったということで、オススメされた魚料理を頂きました(14.9万ドン≒約910円)。ティラピアと呼ばれるベトナムの川で取れる魚だそうです。個人的に川魚はあまり好きではなく、外国では魚介類は食べないように警戒もしていたのですが、まあ良い機会なので食べてみることにしました。食べてみると川魚特有の泥臭さが全く無くてビックリでした。魚の身は淡白ながらも上品で、甘めのソースとの相性も抜群でした。
◆焼き魚のレモングラスガーリック添え
最終日の夕ご飯もこちらで頂きました。夜はライトアップされており、ランタンも明かりが灯されていて昼間とは違う雰囲気で良かったです。混んでいたらパスしようと思っていたのですが、直前まで雨が降っていた影響もあるのか比較的空いていました。
今日は淡白なものが食べたかったこともあり、フォーと豆腐料理を頂きました(合わせて8.8万ドン≒約550円)。ハノイで食べたフォーとはまた異なり、淡白で素朴な味付けは私の好みに合いました。豆腐の方は日本で食べる油揚げとよく似た食べ物でした。最後に、オーナーさんの好意でパイナップルもサービス頂けました。
◆外観(夜)
◆フォー
◆豆腐料理
Nhật linh
ニンビン滞在中は、先に紹介したレストランでコーヒーなども頂いていたので、あまりカフェに行く機会はなく、結局1回のみで終わりました。
タムコックから西に3km行ったところにあるビックドン寺院を観光してからの帰り道、辺り一面は田んぼが広がる典型的な田舎の風景の中に、通りから少し離れた場所にぽつんとカフェがあったので寄ったのが唯一のお店です。
◆外観
◆お店の中
カフェからは美しい田園風景が楽しめます。
◆カフェからの景観
アイスコーヒーは典型的なベトナムコーヒーで非常に苦みが強く、一緒に入れてもらったコンデンスミルクの甘みと良く合いました。
◆アイスコーヒー
























コメント