2024年12月4日(水) 3日目
首都プノンペンからシェムリアップへ
Vireak Buntham Express
首都プノンペンからシェムリアップへの移動方法は、飛行機か長距離バスが一般的で、毎日多くの便が運行しています。今回は、Vireak Buntham Express社(以下VET社)のAir Busを利用しました。車内にトイレが設置されており、トイレ休憩による10分程度の停車時間があるだけなので、最短時間(約5時間)によるバス移動が可能です。他社のバスは食事休憩が設けられていたりと概ね6時間程度掛かります。食事に関しては、車内で軽食が配られます。多くの日本人観光客はGiant ibis社のバスを利用しているようですが、こちらはトイレが無く、プノンペンのバスターミナルも少し離れた場所にあり(約4km)、料金も大体同じで、個人的には積極的に選択するメリットがありませんでした。敢えて言うと、口コミ評価はGiant ibis社の方が良いため、皆さんこの辺りを重視しているのかもしれません。個人的にはトイレが付いているのは、利用しなくて済むにせよトイレの心配をしなくて良いのは大変なメリットなので、Air Busをチョイスしました。
バスチケットは1週間前にVET社のサイトでネット購入しました(16.5ドル)。9時15分にプノンペンを出発して14時15分にシェムリアップ到着のスケジュールです。
バスターミナルはホテルから北に約2kmの場所にあります。通勤の時間帯は道路が大変混雑するようなので、少し早めの8時にはホテルをチェックアウトして、Grabを呼んで移動しました。確かに道路は大変混んでいたので、通常10分あれば着くところが20分程度掛かりました。道路状況はカオスな状況だったので、ついつい撮影したくなるのですが、大きな荷物を抱えていたこともあり、むやみにスマホを出さないようにしていたので、残念ながらカメラに収めていません。
バスターミナルやバスの車両は鮮やかなオレンジを基調としたカラーリングで統一されており、良い意味でカンボジアっぽくありません。何となくヨーロッパ、安易ですがオレンジという色からオランダ辺りの会社を連想してしまいます。
電光掲示板を見るとかなりの本数のバスが運行されているのが分かりました。行き先もカンボジア国内だけでなく、タイやベトナムまで行く便もありました。車両はAir Busよりもバンタイプの車両による運行が多いようです。
◆バスターミナル
一応トラブルを防ぐ目的もあり、チケットオフィスに行き、ちゃんと予約が取れているか確認しました。チケットオフィスの向かいにはコンビニもありました。
◆チケットオフィス
チケットオフィスの中には荷物を預かってくれるスペースもありました。
◆チケットオフィス内部
トイレも綺麗で2Fには待合室もありました。設備面は思った以上に充実しており感心しました。これなら、仮に長時間待つ場合も快適に過ごせそうです。
プノンペン~シェムリアップ
■9:00 Air Bus到着
9時になるとシェムリアップ行きのAir Busがターミナルに入ってきました。間もなくすると、乗車の案内が聞こえました。休憩時間が1回で、それも短いこともあり、ドライバーは2名体制で交代して運転するようです。添乗員さんも2名乗車しており、体制面の不安はありません。
◆Air Bus内部
座席は広く、見た目も高級感がありました。フロントにはモニターも付いており、一応ネットが使えるようでした。この時点で、ミネラルウォーターとパン、ジュースのサービスがありました。Air Busという名前から考えるに、航空機の座席をイメージした造り、サービスにしているのだと解釈しました。
◆フロントモニター
真ん中の乗車口付近にはトイレもありました。
◆トイレ
■9:15 出発
カンボジアでは観光シーズンに入ったこともあり、バスはほぼ満席でした。乗客の大半は外国人観光客で、ヨーロッパ、アジアと各国様々です。地元の方の姿もあり、後で分かったのですが、バス停の無い任意の場所でも降ろしてくれるようです。
バスは定刻通り出発しました。プノンペンからシェムリアップは約300km、約5時間のバス旅となります。
出発後間もなく、添乗員さんがやって来て、飲み物と軽食のサービスについて質問がありました。若い男性添乗員さんで、英語による疎通も可能、話し方も丁寧で印象が良かったです。飲み物はコーヒーかお茶、軽食はサンドイッチかパスタから選ぶことができました。
出発後間もなくして、トンレサップ川に架かる大きな橋を渡りました。Googleマップによると、チュルイ・チョンバー橋で、カンボジア日本友好橋という日本語名が付けられているようです。名前から分かる通り、1994年に日本による無償の資金協力により建てられた橋だそうです。橋からの景観も良く印象に残っています。
◆チュルイ・チョンバー橋からの景観
プノンペンからシェムリアップの道路は整備が進んでいるようで、綺麗に舗装されており、凸凹になっている場所もほぼありませんでした。その代わりと言ってはなんですが、運転は結構ワイルドで、100km/h近いスピードで反対車線を使いながら追い抜いていくのは、中々スリリングなものがありました。プノンペンから郊外に出ると、緑豊な平野が広がり、所々に川や池があったりと、カンボジアの国土の様子が良く分かりました。
◆車窓からの景観
■12:05 トイレ休憩
約3時間後、プノンペンから約170kmの場所にある、プレイプロレストランでトイレ休憩です。ここは多くのバスやバンが利用する休憩場所になっているようです。バスによっては、ここで昼食を食べるケースもあるようですが、料金は観光地価格になっていると書いてありました。レストランの前は湖となっており、景観の良い場所でした。
◆プレイプロレストラン
◆レストランからの景観
休憩後は、軽食が配られました。私はサンドイッチを頂きました。添乗員さんからはスパイシーと聞いたような気がするのですが、特に辛いわけでもなく、甘めのパンにチーズとハムを挟んだ普通のサンドイッチでした。まあ、美味しかったので満足です。
◆軽食
隣には地元の若い男性が座っていたのですが、この方から小さいゆで卵を頂きました。休憩中は、バスの近くに行商に来ていた地元の方が集まっていたので、そこで買ったようです。見たことのない珍しい卵でしたが、味は普段食べている鶏の卵と大きな違いはなく、あえて言えば少し濃厚な感じがしました。khmer lordというカンボジアに生息する鳥の卵のようです。この男性は英語が堪能だったので少し会話もしました。何でもシェムリアップでは6日からチャイナフェアーと呼ばれる政府関連の催しが行われるようで、これに関連した仕事のために移動しているんだそうです。男性はプノンペンでホテルのマネージャーをしており、観光がらみの商談があるようなことを言っていました(私が理解した内容が合っていればですがw)。この男性はプノンペンを発ってから、終始電話をしていたので、結構忙しそうな様子でした。
◆ゆで卵
シェムリアップ中心部に近くになると、交通量は格段に増えてきました。遠目に遺跡のようなものも見えてきて、アンコールワットに近づいていることを実感できました。
■14:25 シェムリアップ到着
予定より若干遅れてシェムリアップのバスターミナルに到着です。5時間超のバス旅ではありましたが、道中は快適で車窓からの景観を眺めているだけであっという間でした。車内の設備は申し分なく、飲み物や食べ物のサービスもあって16.5ドルは大変なお得感があります。
ホテルには事前にピックアップをお願いしておいたので(無料サービス)、待機していたドライバーさんと合流してホテルに移動しました。
The one by nika
今日から6泊お世話になるホテルが「The one by nika」です。シェムリアップには沢山のホテルがあり、世界屈指の観光地とはいえ競争は激しいようで、他の観光地に比べてリーズナブルな料金で利用できます。今回も選択肢が多すぎて、2回ほどキャンセルしては選び直すことを繰り返してしまいました。このホテルは営業を開始してからまだ日が浅いようで、口コミ評価は高評価ですが、口コミ数自体が少ない影響かAgodaやbooking.comで検索しても上位に表示されず、なかなか目に付きませんでした。私はたまたま見つけることが出来たのですが、結果的にとても良いホテルでした。
シェムリアップのホテルを調べると分かるのですが、割と狭いエリアにホテルが集中しているので、どのホテルも利便性は大して変わらないように感じます。一応、パブ・ストリートやオールドマーケットが核となる場所で、ここを中心にレストランやカフェ、バーが集中しているのですが、夜は騒がしいらしいので近すぎるのも嫌だなぁと思っていました。そんな中、シェムリアップ川を挟んで少し離れた場所にあるこのホテルを選びました。周辺にはレストランやカフェも点在していますし、すぐ近くには大きめのスーパー・マーケットもありました。結果的に、パブ・ストリート近くの有名店には行かずにホテル周辺のお店で十分満足してしまったので良い選択だったと思います。コンビニやスーパーでは少額だとカードが使えない場合があるようなんですが、こちらのスーパーは少額でも使えました。
今回予約したのは一番安いスタンダード・ダブルルームで、一泊当たり朝食付きで26ドルです。シェムリアップでは中級クラスのホテルですが、使用感はワンランク上だったので、かなりお得感があります。ホテルの建物は新しく、清掃は行き届いていました。入口周辺は植物などが植えられており良く手入れされています。利用はしませんでしたがプールもあります。
ホテル前の通り(7 Makara Steet)は、結構な大通りのようで、夜になっても明るく治安の不安は全く感じません。ただし、滞在中はホテルの向かいで工事が行われていたため、時間帯によっては騒音がありました。Googleマップに載っているお店が無くなっていたり、逆に別名のお店に変わっていたりと、入れ替わりは激しいようです。
◆入口
◆プール
チェックインの対応をしてくれたのは、ホテルの名前にもなっている女性オーナーのnikaさんでした。事前に2回ほどAgoda経由で問い合わせをしたのですが、レスポンスが非常に速く、安心して当日を迎えることができました。私より若いと思いますが、大変しっかりした方で、旅行中は手厚くサポートして頂きました。現地ツアーも扱っており、良心的な料金で利用できます。今回は、事前に予約サイトのKlookで2つほど予約を入れていたのですが、残りの日程についてはホテル経由で手配してもらいました。また、プノンペンへの帰りのバスも手配して頂きました。オーナーの他にも若い女性スタッフが何名かいましたが、皆さん親切でした。
建物はアットホームな感じのする木造建築で、1階のロビーには木製の家具や仏壇のようなものが置かれており、カンボジアの伝統的な雰囲気で出ていて良かったです。
◆1階ロビー
エレベーターはありませんが、階段は広くて勾配も比較的緩やかなので、重い荷物がある場合も問題なさそうです。
2階のスタンダード・ダブルルームは大変広く、1人で使うには十分なスペースでした。2人でも問題ないと思います。何よりとにかく綺麗で、木製の家具も温かみがあって良いです。窓も付いているので、日中は明るく電気をつける必要がなかったのも個人的に嬉しいポイントでした。
ベッドには花を用いた装飾が施されていました。私の名前も入っていて、高級ホテルでは良く見かける心配りが為されていました。オーナーさんにとっても、この辺は力を入れているポイントだったようで、どうですか?と感想を聞かれたのですが、正直、私はこの手のことには興味が無かったので反応に困りましたw なお、ベッドは硬くなく、枕も大きいので快適に寝ることが出来ました。
◆スタンダード・ダブルルーム
設備全般は新しく、老朽化を感じないのも良かったです。エアコンのほか、冷蔵庫、湯沸かしポット、セキュリティボックスが設置されています。ミネラルウォーター、コーヒーやお茶の提供もありました。
◆デスク
シャワーも問題なく使えました。こちらでは、プノンペンの時のように水が出ないことはありませんでした。建物、設備面については申し分なく大変快適に過ごすことができました。
◆バスルーム
Family Rice Noodle & Chives Cake
ホテルで休憩した後、街の様子を見つつ少し早めの夕食に出かけました。シェムリアップには本当に数多くのレストランがあるため、6日間滞在するとは言え、事前にピックアップしたお店を全部回るのは無理でした。
軽めの食事を取りたかったので、オールド・マーケットの先にある、「Family Rice Noodle & Chives Cake」という麺料理のお店に行って見ました。日中は結構暑かったのですが、この時間になると大分涼しくなってきました。途中、市街を南北に流れるシェムリアップ川を渡るのですが、車両が通れる橋以外にも、人専用の橋が何本も架けれられており、遠回りすることなく渡れるようになっています。屋根付きの木製の橋で、夜はライトアップされて景観が良くなります。
◆Art Market Bridge
夕方になると、シェムリアップ川沿いの遊歩道には多くの屋台が立ち並び、大変な賑わいを見せます。緑豊かな景観も大変良いです。
◆シェムリアップ川
オールド・マーケットを通り過ぎましたが、この時間帯にも関わらず多くの観光客で賑わっていました。車の交通量も多く、通りは横断するのが大変です。ひとまず、本格的な観光は後回しでレストランに向かいます。この辺りまでホテルから10分掛かっていません。
◆オールド・マーケット
オールド・マーケットを横切ると、シェムリアップのメインストリートであるシヴァタ通りがあり、北に少し歩くと、目的のお店に到着です。いかにも東南アジアの食べ物屋さんという雰囲気が出ています。キッチンはお店の手前にあり、良い匂いが漂ってきます。夕食の時間にはまだ早いので、お店の中は空いていました。
◆レストランの外観
◆レストランの中
メニューには英語表記があり、番号も付いているので簡単に注文できました。スタッフの方は感じの良い若い男性でした。
お店の看板メニューであるrice noodleにお肉と卵をトッピングしたものを注文しました。注文後、キッチンにいた若い女性が料理を始め、間もなくして運ばれてきました。rice noodleは名前の通り、米粉から作った麺です。米粉の麺と言うと、ベトナムのフォーを連想しますが、それとは全く異なる麺で、フォーより太くてモチモチしており、あえて言うと日本のうどんに近い食感でした。甘めのソースが掛けられ、これに豚肉と卵焼きが添えられています。料金は7,000リエル、約1.8ドルと大変リーズナブルです。
いわゆるB級グルメの食べ物ですが、日本の料理で言うと、焼きうどんに近く、甘すぎず辛すぎない味付けは日本人に合うと思います。ちなみに、後で調べたところ、「ローチャー」という名前が付いており、人気の屋台料理のようです。口コミ評価が大変高く、Youtubeでもオススメしている人がチラホラいたので大変興味があったのですが、納得の美味しさでした。
◆Rice noodle Huber meat & egg
Damnak Super Market
帰り道は、ホテル前の通りにある「Damnak Super Market」で買い物をして行きました。少額の買い物でもカードが使えるという情報を見て利用したのですが、店内は広くて綺麗、品揃えも良く、値段も特別高いとは感じなかったので、シェムリアップ滞在中は専らこちらを利用させてもらいました。店員さんは皆さん親切で、英語を話せる方もいたので簡単な質問ならできそうな雰囲気なのも良かったです。
◆お店の外観
◆お店の中































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