中国西安の旅 2日目前半
今日はこの旅一番の目的地である兵馬俑を見に行きます。
兵馬俑は、秦の始皇帝が埋葬された陵墓のほど近くに副葬された兵士および馬を形どった彫刻です。「俑」は使者と一緒に埋葬する人形を意味します。1974年に井戸を掘ろうとした農民により発見されました。20世紀最大の発見とも言われている世界遺産です。
秦の始皇帝は、有史以来初めて中国を統一した人物として有名ですが、そのほかにも度量衡や貨幣、車軸の統一、郡県制による中央集権体制の確立等、実績は枚挙にいとまがありません。一方、万里の長城や新始皇帝陵の建設による使役、焚書坑儒(ふんしょこうじゅ)による言論弾圧など人民の不満も高く、始皇帝没後は反乱が怒り、15年で秦朝は滅びます。
何年か前に、中国ドラマ「項羽と劉邦 King’s War(原題:楚漢伝奇)」全80話を観たのですが、馬車に乗って諸国を巡幸する場面が多くあったことが印象に残っています。
兵馬俑(秦始皇帝陵博物院)に行くには、「遊5(306)」という周遊バスに乗る必要があります。バスの出発地点は西安駅前東側の広場にあります。
朝7時から運行しているという情報を得ていたので、6時半頃にホテルを出て西安駅に向かいます。歩いて2,3分で城壁が見えてきますので下をくぐります。
左手には西安駅が見えます。右手に行くと広場(バス乗り場)があります。
広場に着いたのは6時45分ぐらいだったのですが、既に青色のバスが停まっており、係員の女性が観光客に声を掛けていました。係員の方が「ビンマーヨウ(兵馬俑の中国語読み)」と叫んでおり、バスの正面には「遊5(306)」という看板も見えましたので、これが周遊バスだと判断し乗り込みました。バスが出発してしばらくすると、運賃として一人7元を徴収されます。
途中、城壁や建築中の高層ビルを見るなど西安の景観を楽しみます。また、車両が古いのか整備が行き届いていないのか分かりませんが、クラッチが繋がらなくなりしばらくバスが動かないトラブルにも見舞われますが、約70分後、何とか「秦始皇帝陵博物院」の駐車場に到着しました。そこからしばらく歩き、「售票处(チケット売り場)」という標識を追っていくとチケット売り場の建物が見えてきます。
チケットは一人150元(当日のレートで約2600円)であり、なかなかいい値段をします。中国人観光客も同じ金額を払っていたので、外国人だから高いというわけではなさそうです。
8時半に開場して間もないタイミングだったため、入場ゲートは空いていました。
入場ゲートから兵馬俑がある1号抗~3号抗という建物まで10分程度歩きます。お金を払えばバスで移動することもできるようです。
通路は大変綺麗に整備されており、どこか日本の公園を歩いているような錯覚に陥ります。
1号抗が見えてきました。まだ人影はまばらでチャンスです。
とうとう兵馬俑にお目にかかれました。写真では何度も見ていますが、やはり実物は違います。想像以上に精巧に作られており、それが体育館ほどの大きさの建物に一杯に埋まるほど並んでいます。これまでも数多くの世界遺産を見てきましたが、これは別格です。これだけのものを作る労力を想像すると、当時の始皇帝の権力がどれほどのものだったか窺い知れます。
一体毎に表情が異なります。
これは正面から入って右方向から撮ったものです。
周囲は一回りできるようになっています。これは左方向から撮ったものです。
正面下には、支柱らしきものがあります。
2号抗では、下級兵士や中級軍吏の像があります。
秦銅馬車陳列館では、1/2サイズの銅製馬車を見ることができました。ドラマで始皇帝が乗っていたものにそっくりだったので興奮しました。
兵馬俑を見た後は、「秦始皇帝陵遺址公園」に向かいます。チケット売り場の前に公園までのシャトルバス乗り場があります。
10分ほどで公園前の駐車場に到着します。中に入るとその広さに驚かされます。
ここも綺麗に整備されており、歩いていて気分が良いです。
しばらく歩くと秦始皇帝陵が見えてきます。この下には地下宮殿があると推測されていますが、発掘の予定はないそうです。
この後、シャトルバスで一旦秦始皇帝陵博物院に戻り、駐車場から周遊バス「遊5(306)」に乗って西安駅に帰りました。行きのバスはクラッチが繋がらなくなるほど古い車両だったのですが、帰りは新しい車両だったのでその落差に驚きました。行きは本当に正規のバスだったんだろうか。。。




















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