2018年5月22日(火) 17日目
ワルシャワ歴史地区
旧市街
今日はワルシャワ屈指の観光スポット「ワルシャワ歴史地区」から始めます。前にも言及した通り、ワルシャワは第2次世界大戦中にナチス・ドイツに徹底的に破壊されてしまいました。ワルシャワ歴史地区も例外ではありませんが、戦後、ポーランド人の復興に掛ける思いから見事に復元されユネスコ世界遺産に登録されました。
ワルシャワ歴史地区はホテルの北に位置し、最寄りのバス停留所「Foksal」から116番や180番等の市バスで簡単に行けてしまいます。時刻はまだ8時を過ぎたあたり、バス停留所には通勤や通学と思われる地元の方々が大勢待機しています。停留所がある新世界通りは多くの路線が運行しており頻繁にバスがやって来ては出て行きます。歴史地区近くを通る市バスは快速を含めて多くあるので番号を確認してから乗車することが重要です。ブダペストでも乗ったのですが、日本では見慣れない2両編成のバス、運転するのが大変そうです。
市バスに乗車すると「新世界通り」を北に進み「クラクフ郊外通り」に入ります。約10分でバス停留所「Pl.zamkowy」で降車します。クラクフ郊外通り沿いには美しい建物が建ち並んでいます。
◆バス停留所「Pl.zamkowy」
◆クラクフ郊外通り
◆St. Anne’s Church
ワルシャワ歴史地区は「旧市街」と「新市街」から成り、今回は旧市街を中心に観光します。バス停留所から北に少し歩くと王宮広場が見えてきます。広場中央にあるのは1596年にポーランドの首都をクラクフからワルシャワに遷都した「ジギスムント3世の碑」です。
◆王宮広場
◆ジギスムント3世の碑
王宮広場は高台にあり、東方向を見ると広場の下を潜る形でトラムが走っているのが分かります。高低差のある中々良い景観です。
◆王宮広場から東方向の眺め
◆トラム停留所「Stare Miasto」
広場東側に見える建物がかつて王の住居だった旧王宮です。赤色の壁が大変印象的ですね。
◆旧王宮
広場を北に抜けると旧市街広場に繋がる細い通り(シフィエントヤンスカ通り)があり、途中に「聖ヨハネ大聖堂」というレンガ造りの建物があります。ワルシャワで最も古い教会で、歴代の王の戴冠式やヨーロッパ最初の成分憲法「5月3日憲法」の宣言式が執り行われた場所です。大聖堂前はスペースが余りないため、カメラに収めるのが大変でした。また、入口から中をチラッと覗くことができたのですが、ちょうどミサの最中で信心深そうな地元の方々がお祈りを捧げていました。私は全く信心深くないのですが、こういった神聖な雰囲気には何か感じるものがあります。
◆シフィエントヤンスカ通り
◆聖ヨハネ大聖堂
この辺りは小路が多くウロウロしていると大聖堂裏の小路脇のスペースに大きな鐘が置かれているのを発見しました。Google Map上「The Wishing Bell」という名前が付けられています。ネット上の情報によると、1644年に「Daniel Thym(王宮広場のジギスムント3世の碑の製作者)」により作られたもので、なんでもベルにタッチしたまま周囲を一周すると願いが成就するんだそうです。
◆The Wishing Bell
旧市街の中心が「旧市街広場」です。広場中央には「人魚像」が建っています。周囲にはカフェやお土産屋等のお店が建ち並び大変お洒落な雰囲気です。日中は大変混雑するようですが、まだ営業開始前なので人影はほとんどありません。静かな雰囲気の中で景観を楽しむことができました。
◆旧市街広場
◆人魚像
旧市街広場から北に進むとクラクフにもあった馬蹄型の砦「バルバカン」です。
◆バルバカン
新市街
バルバカンを抜けるとここからは「新市街」となります。新市街と言っても15世紀からの歴史を誇る古い地域です。この辺はあまりピンとくる建物が無かったため、ざっと見るに留めました。近くには「キュリー夫人博物館」があったのですが現地では失念していました。
◆新市街広場
◆井戸
(番外編)その他地域
一旦王宮広場まで戻り、トラムを利用してヴィスワ川を渡って見ることにしました。
◆トラム停留所「Stare Miasto」
ヴィスワ川を渡った直後の停留所「Park Praski」で降車すると、大きな教会や公園があったりと静かで雰囲気の良い場所でした。
◆トラム停留所「Park Praski」
◆St. Florian’s Cathedral
◆プラスキ公園
再びトラムで来た方向に戻ります。王宮広場を抜けた先にある停留所「Metro Ratusz Arsenal」で南北に走るトラムに乗り換えます。停留所付近には印象的な建物がありました。wikipediaによると17世紀にポーランド宰相の住居として建てられた宮殿で、現在はワルシャワの市庁舎として利用されているようです。
◆トラム停留所「Metro Ratusz Arsenal」
◆Palace of the Ministry of Revenues and Treasury
トラム4番で停留所「Centrum」まで移動し、トラム7番に乗り換え2駅でホテル最寄りの停留所「Muzeum Narodowe」に到着です。ワルシャワのトラムは南北と東西に走る路線で網の目のように構成されているので方向感覚が掴みやすく乗り換えも容易で改めて利便生の高さを実感しました。
◆Centrum
国立美術館
次は時間に余裕があれば行こうと思っていた「国立美術館」です。トラム停留所「Museum Narodowe」から徒歩5分の距離にあります。まずはチケット売り場に向かったのですが、窓口にいた愛想の悪い年配女性がこちらに反応してくれません。ああ、またこのパターン(社会主義の残滓)かと思ったのですが、しばらくすると一瞥して横にあった注意書きを指さします。注意書きには「火曜日、常設展示は無料」と書かれていました。なるほど、そう言う訳だったのかと状況を理解したのですが、もう少し対応の仕方があるだろうと内心苦笑しました。ちなみに火曜日以外は入場料20PLNを支払う必要があります。何にせよラッキーでした。クロークで荷物を預け見学開始です。
事前に何も調べていなかったのであまり期待はしていなかったのですが、なんのその、この美術館の展示は思った以上に充実していました。特に印象的だったのは1Fに展示されていた「Polyptych」と呼ばれるパネル型の作品です。これまでこの形式の作品をあまり観たことがなかったので、ついつい見入ってしまいました。
◆Nativity Polyptych of the Prockendorf Family(1480-1484年)
◆Crucifixtion Polyptych of Krappe Family(1492年)
◆Polyptych from Pruszcz Gdanski(1510-1515年)
通常の絵画も多く展示されており、個人的には風景画が印象に残りました。
◆View of Wawel Castle in Krakow
(1873年、作:Władysław Aleksander Malecki)
◆View of Warsaw from the terrace of the Royal Castle
(1773年、作:Bernardo Bellotto)
◆The Battle of Grunwald(1878年、作:Jan Matejko)
◆Self Portrait(1892年、作:Jan Matejko)
◆Park Scene(作:Lucas van Udan、David TeniersII)
◆Portrait of Maerten Soolmans(1634年、Rembrandt)
◆View of Rome from Villa Medici(1712年、作:Gaspar van Wittel)
ワジェンキ公園
今日は早朝からいいペースで観光していたのでまた腰が痛くなってきてしまいました。ホテルに戻ることも考えたのですが、観光できるのは今日が最後なのでもう少し無理をします。この旅行最後の観光は「ワジェンキ公園」となります。18世紀、ポーランド最後の王スタニスワフ・アウグスト・ポニャトフスキの命により造営された公園で、ヨーロッパでも美しい公園として知られています。
公園はホテルの南に位置し、市バスを利用すると簡単に行けてしまいます。何度も書きますが、このホテルは観光するには最高の立地でした。ホテル最寄りのバス停留所「Foksal」から116番の市バスに乗車すると約10分で公園最寄りのバス停留所「Plac Na Rozdrożu」に到着です。公園前の大きな通り(アレイェ・ウィズドフスキエ通り)は緑豊かな並木通りとなっており散策するには最適です。
◆アレイェ・ウィズドフスキエ通り
公園は大変広く、隅々まで歩く気力はありませんでしたが、ショパン像とワジェンキ宮殿だけはこの目に収めました。
◆ショパン像
◆ワジェンキ宮殿
◆日時計
◆Statue of nymph catching grapes from satyrs hand
◆池
マクドナルドで昼食
公園での散策を終えるとお昼の時間でした。公園前のバス停留所「Plac Na Rozdrożu」で116番の市バスで来た道を戻り、停留所「Ordynacka」で降車、すぐ側のマックで昼食です。何故、ここにきてあえてマックにしたかというと先日クラクフ滞在時、マックの前を通った時セルフレジ(セルフサービスキオスク)で注文している光景を見て気になっていたからです。日本でもいくつかの店舗では導入されているようですが、この目で実際に見たのは初めてです。海外でもマックでの注文は比較的簡単にできますが、それでも上手く言葉が通じなくて想定外の物が出されてくるなんてことがたまにありました。セルフレジであれば、そのような誤注文が防げますし、何より自分のペースで注文できるので店員さんの前であたふたすることもありません。クレジットカードで決算するのが基本ですが、今回は現金決済にしました。注文完了時に印字されたレシートをカウンターに持って行くと店員さんが清算してくれます。後はカウンター上方の液晶モニターにレシートに書かれた番号が表示されるのを待つだけです。番号が表示されたら店員さんにレシートを渡すと商品が出されます。タッチパネルの操作は慣れが必要なものの店員さんとのコミュニケーションが最低限で済むのは楽だと感じました。ただ、あれですね、あたふたしながら店員さんとやり取りするのも一つの経験だと考えれば、こうして人間はまた一つ楽をすると同時に弱くなってしまうんだろうなーと思います。SF映画のように人間が機械(システム)に支配される未来が近づいているのを肌で感じました。
何のハンバーガーを注文したかは忘れてしまったのですが、セットで21.2PLN(約600円)でした。味は日本の物とほとんど違いが分かりませんでした。
昼食後は一旦ホテルに戻りました。この後、腰の痛みがあまり改善しなかったので観光は控えました。スーパーで夕食やお土産の買い物をして終了です。























































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