2018年5月13日(日) 8日目
◆観光マップ
シェーンブルン宮殿
昨日と同様、ホテル1Fのレストランで朝食を頂きます。パンは日替わりらしく、今日出されたものは熱が入っていて柔らかく好みの食感でした。コーヒーも相変わらずの美味しさでした。このシンプルな朝食に慣れてくると毎日でもOKな気がしてきます。
シェーンブルン宮殿は混雑するらしいので朝一を狙います。ホテル前の停留所「Hütteldorfer Straße」でトラム10番に乗り、約10分で宮殿最寄りの停留所「Schloss Schönbrunn」に到着です。なんというアクセスの良さ!
◆停留所「Hütteldorfer Straße」
◆停留所「Schloss Schönbrunn」
トラムから降りると宮殿が視界に入ってきます。宮殿前の広々とした空間が印象的です。
宮殿前の通りシュロスアレー(Schloßallee)は緑豊かな街路樹が美しいですね。
入口に入ると左側にチケット売り場があります。一昨日ホーフブルク王宮でチケット(シシィチケット)は購入済みですがどんな状況か覗いてみます。この時間帯(8時15分頃)であれば並ばずにチケットは購入できそうです。
◆チケット売り場
宮殿入口は正面左側にあります。クロークで荷物を預け入場ゲートに向かいます。通常のグランドツアーやインペリアルツアー等のチケットだと一般ゲートからの入場となり決められた時間でないと入場できません。シシィチケットであれば優先ゲートから好きなタイミングで入場できてしまいます。なお開館8時半前でしたが入場できました。
シェーンブルン宮殿の起源は14世紀初頭の「カッターブルク」呼ばれた修道院の古い館まで遡ります。1569年、マクシミリアン2世がこの土地を買い取りハプスブルク家の私領となります。その後、増築・改築を行われ17世紀には本格的な領主館としての佇まいを見せるようになりますが、オスマン帝国の第2次ウィーン包囲の際に破壊されてしまいます。下って17世紀末、レオポルト1世の命により壮大な改築計画が作成されますが資金不足により実際に着工をみたのはごく一部でした。しばらく城館は廃墟同然となりましが、女帝マリア・テレジアが本格的な改造工事に乗り出し現在の形に完成させました。
建物の部屋数は1440におよびますが、そのうち40余りが公開されています。撮影はNGです。オーディオガイドの解説を聞きながら一部屋ずつ見学します。ハプスブルク家の様々なエピソードが紹介されますが、フランツ・ヨーゼフ1世とエリザベート皇妃(シシィ)にまつわる話が印象に残っています。
約1時間の見学の後は宮殿の外を散策します。パンフレットを見ると宮殿南側の庭園はあまりにも広大で歩いて回るのは難しそうなので近場を見るに留めました。馬車で一回りできるようですが乗りたい気分ではなかったのでパスしました。
宮殿東側にあるバラ園です。
宮殿南側です。広大な空間が眼前に広がります。正面の丘の上に見えるのはグロリエッテと呼ばれる建物です。丘の上からの景観も良さそうですが腰が痛くなってきたので行くのは諦めました。
◆グロリエッテ
ベルヴェデーレ宮殿
ベルヴェデーレ宮殿はプリンツ・オイゲン公が夏の離宮として建てたものです。オイゲン公はハプスブルク家に仕えた軍人で、対オスマン戦争やスペイン継承戦争で活躍した英雄的人物です。
宮殿は上宮と下宮があり、今回は美術館になっている上宮を見学しました。上宮はウィーン中心部の南に位置し、リンク大通りの停留所「Oper」からトラムD番で行くのが一番歩く距離が少ないのですが、迂回運行の影響で接続できているのか分かりません。調べる手段もなかったので地下鉄で「Südtiroler Platz駅」まで行き、そこからは徒歩で向かうことにしました。
まずは、宮殿前のシェーンブルナー・シュロス通りを東に歩き地下鉄「Schönbrunn駅」を目指します。宮殿方向に歩いて来る大勢の観光客とすれ違いました。この後の混雑ぶりが想像できます。「Schönbrunn駅」からU4で「Karlsplatz駅」に移動し、U1に乗り換えて2駅で「Südtiroler Platz駅」に到着です。
ここから上宮までは徒歩で約15分の距離ですが腰が痛かったので思った以上に遠く感じました。
◆シェーンブルナー・シュロス通り(Schönbrunner Schloßstraße)
◆ファボリテン通り(Favoritenstraße)
◆カトリック教会
宮殿西側のプリンツ・オイゲン通りまで来るとトラム停留所「Schloss Belvedere」がありました。そしたら、なんとっ!ウィーン中心方向に向かってトラムが運行しているではありませんか!トラムでここまで来ることができたと分かり若干凹みます。停留所からほどなくして西側ゲートに到着です。
◆プリンツ・オイゲン通り(Prinz Eugen-Straße)
◆西側ゲート
ゲートから入ると右手にチケット売り場がありました。11時近くになっていたので混雑しており購入するのに20分掛かりました。上宮のシングルチケットを15ユーロで購入します。
宮殿南側から反時計周りに北側の入口に向かいます。南側ではコンサートが開催されるようで大勢の人が集まっていました。
◆上宮南側
ベルヴェデーレ宮殿はシェーンブルン宮殿と並ぶウィーンのバロック建築の代表格に挙げられます。薄い緑色の屋根が印象的でした。正直なところ、シェーンブルン宮殿には感じるものはなかったのですが、こちらの宮殿には素直に感じ入りました。
◆上宮北側
◆下宮
北側(ウィーン中心方向)には下宮が見えます。ベルヴェデーレとは「美しい眺め」という意味で、下宮越しに見えるウィーンの街並みは文字通りの美しさでした。左奥にポツンと建っている塔はシュテファン寺院ですね。
歩いて下宮に向かっている人もチラホラと。腰が痛かったであまり歩きたくなかったのですが真ん中辺りまで行ってみました。新婚と思われるカップルが撮影していたりと、景観を楽しみながらウロウロしていると英語圏から来たと思しき観光客から写真撮影を頼まれます。回りにはヨーロッパ系の観光客がいるのに明らかにアジア圏の人間だと分かる私に何故頼むのか不思議でした。ネギをしょっているカモにでも見えたのでしょうか?
先回りになりますが、これは上宮2Fから撮ったものです。この景観がウィーンでは一番でしたね。
上宮入口に入り、クロークで荷物を預けます。またオーディオガイドを借り(5ユーロ)見学開始です。ここは全く予備知識が無かったのですが、どこかで見たことのある絵画が多数展示されていました。特にナポレオンの絵画を見たときはここにあったのかっ!と興奮を覚えました。
◆ベルナール峠からアルプスを越えるナポレオン
(1801年、作:ジャック・ルイ・ダヴィッド)
◆Adoraton of the Magi(1505-8年、作:Master of the the Habsburgs)
◆大理石の間
◆接吻(1907-8年、作:グスタフ・クリムト)
◆ユディット(1901年、作:グスタフ・クリムト)
◆The Naschemarkt in Vienna(1894年、Carl Moll)
◆St Stephen’s Cathedral in Vienna(1832年、Rudolf von alt)
◆On Corpus Christi Morning(1857年、Ferdinand Georg Waldmuller)
オーストリア国立図書館(プルンクザール)
ベルヴェデーレ宮殿の絵画コレクションは想像以上に充実しており至福のひと時を味わえました。今日はこれで満足してしまったのですが、ウィーン観光は今日で終わりなのでもう少し頑張ります。次の目的地は世界一美しい図書館と言われているオーストリア国立図書館です。
西側ゲートから出て停留所「Schloss Belvedere」に移動し迂回運行のアナウンスを確認すると、トラムD番はリンク大通りの北側を通って北西に抜ける迂回運行をしているようでした。これに乗れば「Schwedenplatz」で地下鉄に接続できそうです。これで歩いて「Südtiroler Platz駅」まで戻らずに済みます。わずかな時間ではありましたが、リンク大通り沿いの景観を楽しめました。もう少し腰の調子が良ければ市民公園にも足を運んでいたかもしれません。
◆トラム停留所「Schwarzenbergplatz」付近
◆市民公園付近
◆トラム停留所「Julius Raab Platz」付近
トラム停留所「Schwedenplatz U」で降り、地下鉄U1で「Karlsplats駅」に移動します。
◆トラム停留所「Schwedenplatz U」
「Karlsplats駅」からは徒歩で国立図書館に向かいます。まずはケルントナー通りを北に向かいます。シュテファン寺院に至る通りで、国立オペラ劇場、多くのレストランやカフェが建ち並んでいます。
◆国立オペラ劇場
◆ケルントナー通り
ケルントナー通りを少し北に歩くと「Rosenberger」というレストランがあります。ビュッフェ形式のレストランで、一人でも気軽に食事できると評判なので、ここで昼食にしようと目論んでいました。13時を過ぎていたので空いているだろうという計算もあったのですが、団体客が入ったばかりのようで混雑していました。長蛇の列に並んでまで食事を取りたいという気分でも無かったので退散します。
◆レストラン「Rosenberger」
ケルントナー通りから左に曲がりアウグスティーナ通りをしばらく歩くと国立図書館に到着です。ウィーン市内はイマイチ土地勘が掴みにくいのですが、この辺はホーフブルク王宮の敷地内のようです。建物の前はヨーゼフ広場と呼ばれヨーゼフ2世の像が立っています。
中央入口から入りチケットを購入(8ユーロ)、左側の入口から階段を登ります。
ここは「プルンクザール」と呼ばれ「豪華な広間」を意味します。なんという絢爛豪華さ!映画のワンシーンに出てくるような幻想的な空間でした。古い書籍がビッシリ詰まった書棚も雰囲気があります。蔵書数は20万冊におよぶそうです。
中央に立っているのはカール6世の像です。マリア・テレジアのお父さんですね。
中世ヨーロッパを彷彿させる地球儀や書籍も展示されていました。
以上でウィーン観光は終了です。他にも行きたい場所は沢山あったのですが、体力的にきつくなってきたのでホテルに引き上げます。今日もホテル近くのスーパー「MERKUR Markt」で夕食を調達するつもりだったのですが、日曜日なので営業していませんでした。日本だと日曜日も営業しているのが普通なので意識していなかったのですが、ここがカトリック圏であることを忘れていました。ちょっと焦りましたが、徒歩圏内に営業している別のスーパーがあり(Googleマップで確認できる)、そちらで何とか買い物することができました。



























































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