2018年5月21日(月) 16日目
クラクフからワルシャワへ移動
今日は朝からポーランドの首都ワルシャワへ移動します。この旅行最後の訪問地となります。移動にはポーランド国鉄の高速列車EIPを利用します。EIPは「Express Intercity Premium」の略称で2014年に導入されたばかりの最新車両です。これを利用するとクラクフからワルシャワ約300kmを2時間半弱で移動できてしまいます。
乗車券の購入について
乗車券は現地で購入せず「ポーランド国鉄」のサイトでネット購入しました。日本語対応はしていません(ポーランド語、ドイツ語、英語、フランス語のみ)。乗車券購入の流れは以下となります。
- 個人アカウントを作成(メールアドレスが必須)
- 列車を予約
- クレジットカードで決済
- Eチケットが発行されるので印刷して持参
座席指定はできず、コンパートメントか否か、通路側/窓側の選択肢から自動的に座席が割り当てられます。乗車券は乗車日1ヵ月前から予約可能で、1ヵ月~15日前に購入すると早期割引が適用されます。今回は乗車日20日前に2等席(ノンコンパートメント)を105PLN(約3500円)で購入しました。
| 出発時刻/出発駅 | 到着時刻/到着駅 |
| 5/21 9:53/クラクフ中央駅(Kraków Główny) | 5/21 12:15/ワルシャワ中央駅(Warszawa Centralna) |
クラクフ~ワルシャワ
■9:00 ホテルをチェックアウト
ホテル前のレストランでバイキング形式の朝食を頂きます。電車の出発時刻まで余裕があるので今朝はゆっくり頂くことができました。相変わらずこのレストランのパンは焼き立てホカホカで柔らかく美味しいです。調理した料理も提供されるので満足度は高いと思います。
9時過ぎにホテルをチェックアウトして、クラクフ中央駅に移動します。まだ少し早かったので電光掲示板付近のベンチでしばし待機していると、今回利用する列車「EIP3504便」が表示されます。
プラットフォームには既に列車が停車していました。青を基調とした美しい形をしていますね。
車内はほぼ満席でした。座席は狭いという印象もなく問題ありませんでした。記憶が若干怪しいのですが充電用の設備もあったと思います。
■9:53 EIP3504便出発
予定通りEIP3504便が出発し、クラクフを出た後はお約束の田舎風景が続きます。しばらくすると車掌さんが乗車券の改札を始めます。印刷してきたEチケットを提示して完了です。パスポートチェック等もありません。また、乗車券にはワンドリンクサービスが含まれており、客室乗務員さんがやって来るとコーヒーやお茶、ミネラルウォーター等の選択肢から注文できます。
■12:15 ワルシャワ中央駅到着
列車は何事もなく予定通りワルシャワ中央駅に到着しました。構内は青を基調としたモダンな造りになっており統一感があります。列車とプラットフォームが大変マッチしていてクールな印象を受けます。
クラクフとは打って変わってワルシャワは洗練された都会の雰囲気です。これまで古い街並みばかり見てきたので急に現実に戻されたような気分です。ワルシャワは第2次世界大戦中にナチス・ドイツに徹底的に破壊されてしまったので古い建物は残っていません。ワルシャワ中央駅前は大きなショッピングモールになっているのですが近未来感のある建物で印象的です。
遠目にはソ連時代にスターリンがポーランドに寄贈した文化科学宮殿が見えます。
ワルシャワの公共交通機関について
ワルシャワではトラムや地下鉄、市バスを利用した移動が大変便利です。これらは共通の乗車券となっており主に以下の4種類があります。
- 20分券
- 1回券(75分間有効)
- 1回券(90分間有効)
- 1日券
ワルシャワの乗車券はゾーン制(ゾーン1 or 2)なので、利用範囲によって金額が変わります。普通に観光するにはゾーン1で十分です。ワルシャワ市街とワルシャワショパン空港間を移動する手段として近郊列車SKMやKMを利用するのですが、この場合はゾーン1の乗車券でOKです。
今回は1日券をワルシャワ中央駅入口付近の自動券売機で購入しました(15PLN)。紙幣は利用可能です。自動券売機はブダペストやプラハに比べると至る所に設置されている印象です。
今日宿泊するホテル「Hotel Chmielna」のチェックイン開始時刻にはまだ早いですが取りあえず一回行ってみることにしました。駅からホテルは約1.5kmと歩けないこともありませんが、腰の状況が芳しくないのでトラムを利用しました。ワルシャワのトラムと市バスは黄色に統一されています。ワルシャワ中央駅最寄りの停留所「Dw.Centralny」でトラム7番に乗り3駅東の停留所「Museum Narodowe」で降車します。
◆停留所「Dw.Centralny」
◆停留所「Museum Narodowe」
ワルシャワに関してはあまり下調べをせず、ワルシャワ中央駅から徒歩圏内の手頃なホテルを適当に選んだのですが、ホテル周辺はレストランやバーが建ち並び利便性が良さそうです。
◆ノビ・シフィアト通り(新世界通り)
◆フミエルナ通り
停留所から約5分でホテルに到着です。フロントで対応してくれたのは年配の女性で簡単な英語であれば疎通ができました。チェックイン可能か確認してもらいましたが案の定まだ準備中でした。荷物を預けて昼食に行くことにしました。
◆「Hotel Chmielna」外観
レストラン「Folk Gospoda」
昼食は「Folk Gospoda」というレストランで頂きました。「地球の歩き方」に掲載されているお店で、いくつかのブログでも1人で食事し易いと紹介されていました。ホテルからは若干距離があるので、地下鉄を利用して移動します。ワルシャワの地下鉄は南北に走るM1と東西に走るM2の2本だけなので大変分かり易いです。
ホテルから徒歩10分の地下鉄駅「Nowy Świat-Uniwersytet」からM2に乗り、2駅西の「Rondo ONZ」で降車します。さらに約10分歩くとレストランに到着です。
◆地下鉄駅「Nowy Świat-Uniwersytet」入口
◆「Folk Gospoda」外観
店内は木造を基調とした内装でお洒落な雰囲気です。時刻は2時近くになっていたので空いていました。観光の中心地である旧市街から離れているせいか、観光客の姿は少なく地元のお客さんが多い印象です。1人で食事している方も何名かいました。スタッフは民族衣装を着用して出迎えてくれます。スタッフの愛想は良く、簡単な英語であれば意思疎通も可能です。
通常のメニューは英語も併記されていますが、相変わらずサッパリ分かりません。大人しくランチを注文しました。
ランチメニューはコンポートという果実の砂糖煮、スープ、そしてメインとなります。4.9PLNでデザートを追加することも可能です。まず出されたコンポートは非常に甘く好みが分かれると思います。続いてスープ、メインと出されますが、ボリューム満点で味付けも口に合いました。お腹一杯になってしまったので最後のデザートは要らなかったかもしれません。クラクフでの食事も当りだったので、ポーランドの食べ物は美味しいというイメージが私の中に刷り込まれました。
文化科学宮殿
レストランを出た後は、ワルシャワの街並みを楽しみながらホテルに戻ります。
途中、ワルシャワに着いた時から気になっていた「文化科学宮殿」に寄り道します。文化科学宮殿は42階建ての超高層建築物で、内部には映画館、劇場、博物館、書店や展示場等があります。ソ連時代にスターリンからポーランドに寄贈された建物なので、ポーランド国民の間ではスターリン時代を想起させることから大変不評なんだとか。間近で見ると圧倒的に迫力があります。偶然にも今年初めにロシアに旅行し、あの国の建物は一回り大きいという印象が残っていたのですが、ここでも健在です。
30階には展望台がありワルシャワを一望できます。展望台の入口は分かり難く、建物の東側にあります。最初南側の入口に入ったのですが他の施設でした。非常に大きな建物なので入口間を移動するだけでも大変です。
入口を入った先でチケットを購入し(20PLN)、さらに進むと展望台へのエレベータがあります。大勢の観光客で大変混雑しており、エレベータに乗るまで約20分掛かりました。予備知識無いままに漠然と来たのですが、もう少し時間帯を考えれば良かったかもしれません。
展望台からの景色は素晴らしく、特に交差点をトラムが行き交う光景は美しい対称性を成しており、都市開発ゲームの画面を見ているようでテンションが上がりました。古い街並みが壊されたしまったことは悲劇ですが、街全体を1から再開発できたメリットを享受した側面もあるなーと感じました。また高々70年でここまで見事に復興を果たしたポーランドという国の底力に感嘆の念を禁じ得ません。
◆展望台からの眺め(東方向)
◆展望台からの眺め(西方向)
◆展望台からの眺め(南方向)
◆展望台からの眺め(北方向)
◆展望台からの眺め(トラム停留所「Dw.Centralny」付近)
◆展望台からの眺め(トラム停留所「Centrum」付近)
まだ観光する時間はあったのですが、腰の状況が芳しくないのでホテルに戻ることにしました。
Hotel Chmielna
今日から2泊お世話になるのはホテル「Hotel Chmielna」です。ワルシャワは帰りの出発空港という位置づけで観光についてはあまり考えていませんでした。先にも言及した通り、ワルシャワ中央駅に比較的近くて手頃な値段だったが決めてです。ワルシャワ市内のホテルは比較的高いのですが、このホテルは朝食抜きで1泊198PLN(約6800円)とまずまずの値段設定です。
ワルシャワに半日程滞在すると、このホテルのロケーションはかなり良いことが分かってきました。地下鉄駅は徒歩10分、市バスとトラム停留所は徒歩5分の距離です。特に市バスを利用すると旧市街やワジェンキ公園に簡単に行けてしまいます。また、ワルシャワ国立美術館やショパン博物館は徒歩圏内と観光するには最適です。地味な所ではワルシャワショパン空港と市内を結ぶ市バス175番の停留所にもなっています。
部屋はヨーロッパのホテルでは珍しいシングル専用でした。ビジネス利用のお客さんも多いのかもしれません。デスクには無料で利用可能なスマートフォンが備え付けられていました。試しに画面を起動すると、開口一番アダルトサイトが表示されて苦笑します。前回利用した宿泊客が最後に表示した画面が残っていたようです。。。
ホテルでしばらく休憩した後は、徒歩約15分ぐらいの距離にあるショッピングモール内のスーパーで今日の夕食を調達しました。ここは大変品揃えが良く、大勢のお客さんで賑わっていました。











































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