2023年10月7日(土) 14日目
アリシェール・ナヴォイ国立公園
とうとう今回の旅行も最終日となってしまいました。帰国のフライトは夜の22時に出発予定なので、夕方まではタシケント市内を観光することが可能です。
朝食は、基本は昨日と同じ内容でしたが、日替わりでメニューの変更もあるようで、今日は卵焼きと焼いたソーセージが提供されていました。昨日は既製品の冷たいソーセージだったので、熱が入るだけで全然美味しさが違うなぁと感じました。
◆朝食
こちらのホテルは12時まで滞在することができるので、今日は朝からお腹の調子が良くなかったこともあり、午前中はホテルの部屋でゆっくり過ごしていました。昨日食べたプロフは油が多かったので、多分これが体に合わなかったんだと思います。今回の旅行では、最後までお腹の調子との闘いで、食事についてはあまり冒険できなかったのが心残りです。
チェックアウトの手続きをして荷物を預けたあとは、「アリシェール・ナヴォイ国立公園」に行ってみました。タシケントではアリシェール・ナヴォイの名前を冠した建物や場所が多いですよね。ウィキペディアによると、ティムール朝を代表する文人で、中央アジアだけなくオスマン帝国でも人気があったようです。
移動には地下鉄を利用したのですが、今日は窓口でチケットを購入するのではなく、クレジットカードのタッチ決済を試してみました。改札のカードリーダーにかざすだけです。本当に使えるか不安でしたが、あっさり決済が通りました。これで小銭を用意する必要もないし、窓口に並ぶ手間も省けます。加えて、Yandex Mapのルーティング機能を利用すれば、何番のバスに乗ったら良いかなどの情報が得られますので、現地の言葉が分からない外国人観光客でも気軽に利用することができます。この辺のITを活用した利便性については、日本より2歩日本より2歩も3歩も先に行っている気がします。
ブニョードコル駅から一駅西にあるミリー・ボギ駅で降車して数分歩くと公園に到着です。公園は広くて綺麗に整備されており、タシケント美術館やモニュメントなどの見所もあります。少し歩くとコムソモール湖という人口池があるのですが、この周辺の景観は大変良かったです。ただ、意外だったのが、土曜日のお昼近くの時間にもかかわらず全然人影が無かったことです。また、湖近くのカフェで一息つこうと目論んでいたのですが、営業している気配がありませんでした。お昼過ぎから本格的に混んでくるのか、そもそも過疎っているのかは謎です。
■12:00 アリシェール・ナヴォイ国立公園到着
◆正門
◆タシケント美術館
◆美術館周辺の景観
◆アリシェール・ナヴォイ記念碑
◆コムソモール湖
湖の向こうに見えるのが「マジック・シティ」です。2021年にできたばかりのアミューズメント施設です。こちらについては、入場料を払う必要があると思っていたので、お金払ってまで入らなくてもいいやと思っていたのですが、少し調べてみると無料なのが分かりました。各施設毎に料金を払う仕組みのようです。実際歩いてみると、アミューズメント施設というよりは、ショッピングモールに近く、レストランやお店、映画館などが軒を連ねていました。マジック・シティについては、あまり興味が引かなかったため、軽く見るに留め、入口から出た後は、ブニョードコル駅まで歩いて移動しました。
◆マジック・シティ
アミール・ティムール広場
■13:00 アミール・ティムール広場到着
次に向かったのはアミール・ティムール広場です。地下鉄のブニョードコル駅から最寄りのアミール・ティムールヒヨボニ駅に移動して、地上に出るとすぐに公園となります。この2日間で、地下鉄の利用にも大分慣れてきました。
広場の中心にあるのがティムール像です。ティムールについては、以前の投稿で説明しているので割愛します。ソビエト連邦時代は、ここにはカール・マルクス像があったそうですが、独立後に撤去されティムーズ像に置き換わったようです。あいにくの曇り空だったので、景観は今一つだったのが残念です。
ティムール像の背後に見える大きな建物は「ホテル・ウズベキスタン」です。タシケントの中心地にドーンと構えるホテルで、超高級ホテルのような印象を受けますが、booking.comなどで調べてみると1泊8,000円程度からで宿泊可能です。ホテル1階には両替所やATM、simカードを販売する場所もあるため、多くの外国人観光客がここを利用するそうです。実際、この後ホテルに行ったのですが、両替所の前には行列ができていました。観光するにはとても良い場所にあるため、日本の団体ツアーでもよく利用されるようです。
◆ティムール像
◆ホテル・ウズベキスタン
このホテルについて調べると、最上階17階にあるカフェ(夜はBARとして営業)からの景観が良いことが紹介されています。宿泊客でなくても利用できるらしいので、少し歩き疲れたこともあり休憩がてら行ってみました。エレベーターで16階まで上がり、そこから階段で17階に登ります。混雑しているだろうなぁと思っていたのですが、予想に反してガラガラでした。スタッフは愛想の男性で、利用し易い雰囲気を感じました。コーヒーや紅茶、ソフトドリンクなどのメニューがありましたが、無難にアメリカーノを注文しました。料金は30,000スム(約450円)と他のカフェと比べても特別高くありませんでした。むしろ、この料金で、最上階からの景観も楽しめると考えれば安いぐらいかもしれません。最上階からの眺めは噂通り素晴らしく、ティムール広場やタシケント市街地を一望できます。
◆最上階カフェ
◆最上階からの景観
ティムール博物館
■14:00 ティムール博物館到着
カフェで一休みして大分元気になったので、ティムール広場近くにあるティムール博物館にも足を運んでみました。ホテルから広場を通って博物館に移動するのですが、途中交通量の多い大通りがあり、歩行者用の信号がない横断歩道を渡るのは中々スリルがありました。
ティムール博物館は、1996年、ティムール生誕660年を記念して建てられ、ティムールの偉業をたたえる展示や家系図、宝飾品や絵画などが展示されています。入場料は25,000スム(約300円)でした。
◆ティムール博物館外観
入って目を引くのが、中央ホールの大きなパネルです。ティムールの生涯を描いた複製パネルで、大変見応えがあります。
◆中央ホール
その他、武具や絵画、レリーフなどが展示されていました。点数は多くないものの、見応えがありました。30分もあれば全部見ることが可能なので、広場に来たついでに寄っていくには丁度良いかと思います。
◆展示品の数々
お土産を買う
ホテルに戻るにはまだ少し早かったので、ホテル近くにあるショッピングモール「サマルカンド・ダルヴォザ」に寄ってみました。近くと言っても、1kmぐらいの距離はあります。地下鉄のブニョードコル駅からは約1.5kmの距離があり、15分ほど歩きました。ここの1階に大きなスーパーがあるので、何かお土産でも買って行こうかなぁと思っていたのですが、あいにく改装中か何かの関係で閉店していました。
■15:00 サマルカンド・ダルヴォザ到着
◆サマルカンド・ダルヴォザ
仕方ないので、最上階の5階のフードコートに移動して休憩しながら作戦タイムです。地図を眺めていると、他のスーパーを探すより、ここからさらに1.5km歩けばチョルス・バザールがあるので、そちらに行った方が確実にウズベキスタンならではのお土産が買えるので、最後の気力を振り絞ってバザールに向かうことにしました。
■16:00 チョルス―・バザール到着
バザールは大変混雑していました。メイン・ビルディング2階のエリアで、ドライフルーツやお茶といったお土産を購入しました。お茶については、お店のお兄さんに半ば無理やり買わされたのですが、これが大当たりで今でも美味しく頂いています。チョコレートは少し外れの方にあるスーパーのようなお店で購入しました。
◆ドライフルーツ
◆サマルカンド・ティー
◆チョコレート
タシケント国際空港へ
■17:00 ホテル到着
17時を過ぎたので、まだ若干早いものの、タシケント国際空港に向かうことにしました。チョルス―・バザールから徒歩でホテルに移動し、預かってもらった荷物を受け取りました。ホテルに着くと、受付に誰もいなかったので奥の方に行ってみると、朝も見かけた女性スタッフがラマダンのお祈りをしている最中でした。ヒジャブを被っていたので、ムスリムなのは分かっていたのですが、形だけじゃなくて毎日時間を守ってお祈りするんだなぁと感じ入ってしまいました。彼女には失礼な言い方かもしれませんが、中々面白い光景が見れたのでラッキーでした。
時間に余裕があったこともあり、空港への移動はバスを利用してみました。これが後で裏目に出ます。ホテルすぐ近くのバス停で待つこと10分程度で、11番のバスがやって来ました。Yandex Mapによると、このバスはタシケント国際空港で停まり、最後は国内線のターミナルまで行くようです。道路は比較的混んではいましたが20分ぐらいは順調に進んでいたのですが、次のバス停がタシケント国際空港だったところで、道路の端の方で停まってしまい、何故だか降ろされてしまいました。どうやら、何らかの事情により大型車は空港方面の道路を通れなくなってしまったようです。少し途方に暮れたのですが、他の乗客はどうするんだろうかと周囲を観察していると、空港方面に歩いていく人がいたので後から付いていきました。よく見ると一応、歩道らしきものあるので、歩いて行けるようです。距離も1kmぐらいだから大して時間は掛からないと思っていたのですが、これが思った以上に大変でした。直線距離としては1kmなかったのですが、途中から歩道が無くなり、あちこち大回りする必要がありました。荷物がそれほど多くなかったので何とかなりましたが、かれこれ2~3kmぐらいは歩いたと思います。最後の最後で散々な目に遭って、無難にタクシーを呼んでおけば良かったと心底思いました。
◆タシケント国際空港への道路
空港に向かって歩いている途中で陸橋を渡ったのですが、ここからの景観が中々良かったのが不幸中の幸いでした。
◆陸橋からの景観
帰国
■18:00 空港到着
何とか空港には到着したものの、出発ロビーの場所が良く分からず、あちこちウロウロして辿り着くまで少し苦労しました。
◆タシケント国際空港
チェックイン開始まではまだ時間に余裕があったので、両替所で余ったスムをドルに戻しました。ドルに戻すには当初ドルからスムに両替した時のレシートを提出する必要があります。両替所の女性はやる気がないのか分かりませんが、10分以上待たされてようやく終わりました。
■19:00 チェックイン
早めに並んでいたので、チェックインの手続きは直ぐ終わりました。
◆フライトスケジュール
| 出発/到着時刻(現地時間) | 空港 | 便名 |
| 10/7(土) 22:00 ~ 08:15(翌日) | タシケント ⇒ 仁川 | OZ574 |
| 10/8(日)9:00 ~ 11:20 | 仁川 ⇒ 成田 | OZ102 |
■19:10 セキュリティチェック
荷物検査装置に通したスマートフォンが出てこないというトラブルがありました。スタッフの方は英語が通じなかったのですが、身振り手振りで何とか伝わったようで探してもらったところ、装置の下にあるボックスの中から出てきました。ちゃんとプラスティックのケースに入れずに、ベルトコンベアの上に直に載せて通してたのが良くなかったようで、検査の途中で落ちてしまったようです。
■21:40 OZ574-搭乗開始
予定より30分近く遅れて搭乗開始となりました。空港スタッフの手際が良くないようで、チケットのチェックなどに時間が掛かっているようでした。機内は満席でした。中央アジアの方が大半ですが、日本人と思われる方々もチラホラ見かけました。
■20:30 OZ574-離陸
30分遅れでタシケント国際空港を離陸しました。離陸後しばらくして機内食が配られました。メインディッシュは牛肉と野菜を炒めた何かだと思うのですが、一緒に入っていたご飯がパサパサしてあまり美味しくなかったのが印象に残っています。サラダやケーキは美味しかったです。
◆OZ574-機内食
■8:45 仁川国際空港到着
上空は揺れも少なく特に問題も起きなかったため、少しは遅れが取り戻せるかなぁと期待したのですが、30分遅れのまま仁川国際空港に到着です。元々乗り継ぎの猶予は45分しかなかったので、次の成田行きのフライトまで15分しかありません。他にも猶予のないフライトがいくつかあったようで、機内ではCAさんに質問している人の姿が目立ちました。私とは言えば、まあ、同じ航空会社だから何とかしてくるだろうと気楽に考えていました。最悪、間に合わなかったら多分次の便に乗せてくれるだろうと考えていました。実際、降りたところでアシアナ航空のスタッフの方が待機していて、その先々でも何人ものスタッフが待機していて、都度誘導してくれました。この辺の対応はさすが手慣れているなぁと感心したのを覚えています。9時10分ぐらいには機内に乗り込むことができました。
■9:30 OZ102-離陸
離陸後まもなく機内食が配られたのですが、食欲がなくて一口、二口食べて返却しています。かつ丼は美味しかったので勿体ないことをしました。
◆OZ102-機内食
■11:50 成田国際空港到着
30分遅れで成田国際空港に到着しました。日本人の入国手続きについては、機械により自動化されておりスムーズに完了しました。果たして預けた荷物は間に合っただろうかとバゲージクレームに向かったのですが、OZ102便のレーンで待っていたところ、アシアナ航空のスタッフさんがプレートを持ってウロウロしていたので、見に行ったところ案の定、プレートには私の名前が書かれていましたw 同じような人はあと2人いた模様です。さすがにあの時間で荷物まで引き継ぐのは無理だったようですね。荷物は後日宅配便で送ってくれるとのことで、非常に丁寧に対応して頂きました。こちらとしては、無料で荷物を送ってもらってラッキーだと思ったぐらいなので逆に恐縮してしまいました。この旅行、トラブルというトラブルが全くなくて順調そのものだったのですが、最終日から帰国の流れで小さいトラブルが頻発したので、収支の折り合いがついた感じがします。







































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