ウズベキスタンおっさん一人旅5 夜行列車でブハラへ

2023年9月29日(金) 6日目

ヒヴァ駅

仁川からタシケントへのフライトの機内がめちゃくちゃ寒かった影響でしょうか、イチャン・カラに着いた頃から断続的に咳が出ていたものの、体調自体は問題なかったので放っておいたのですが、昨晩になって症状が悪化してしまいました。今回はたまたま体温計を持って来ていたので測ったところ、なんと38℃を超えていました。元々平熱が低めということもあって、ここ数年見たことのない高熱にビビります。一瞬、頭の中をコロナの文字がよぎりますが、あまり深く考えず単なる風邪だと思うことにして、薬を飲んで水分も多めに取って寝ることにしました。

夜中は大分咳き込んだのですが、朝になると大分治まり、熱も37℃前後まで落ち着いてきて、体調も思ったよりは問題なさそうです。ここで動けなくなってしまうと、色々面倒なのでひとまず安心です。

今日はイチャン・カラをあとにし、9時10分発の夜行列車でブハラに向かいます。少し早めに朝食を頂いて、8時にチェックアウトしました。

イチャン・カラの東にあるヒヴァ駅までは約1.5kmの距離があります。タクシーで移動するのが一般的なんですが、熱がある割には元気がありましたし、荷物もそれほど多くないので散歩がてら徒歩で向かいました。ちなみに、ヒヴァでは、まだYandex Goが利用できないため、ホテルにお願いしてタクシーを呼んでもらう必要があります。

東門を出ると、ヒヴァ駅までは大変綺麗に整備された遊歩道があります。この辺りは新市街として開発が進んでいる最中で、駅周辺はホテルや飲食店などが軒を連ねていました。この時間帯はまだ人通りは少なく、イチャン・カラ方面に仕事で向かう現地の方々とすれ違う程度でした。約20分でヒヴァ駅に到着です。

◆遊歩道

road to khiva station

◆ヒヴァ駅

khiva station

夜行列車でブハラへ

セキュリティチェックを受けてヒヴァ駅に入ります。空港に比べるとチェックは緩い印象を受けました。駅舎の中はとても綺麗で、売店やトイレがありました。売店では水だけ買っておきます。

電光表示板の類は無いのですが、ヒヴァ駅発の電車は一日に2本程度と少ないので問題ありません。改札前はホームに入れないようなので、ベンチで待機していたのですが、続々と人が入ってきて混雑してきました。半数が外国人観光客、もう半数が地元の方々という印象です。

■8:30 乗車

改札が始まり、他の乗客が動き出したのを見てホームに向かいます。各車両の入口には乗務員さんが待機していて、チケットのチェックを受けてから乗車します。今回購入したチケットは2等寝台で、ウズベキスタン鉄道のサイトで購入しました(約1,900円)。チケットは電子データで受領したので、スマホなどで見せても問題ないようですが、念のため印刷したものを持って来ました。

◆夜行列車

khiva station night train

2等寝台はベッド4台(上下×2)のコンパートメントになっており、大きな荷物を置くスペースもあります。テーブルにはティーパックと角砂糖が置かれていました。

しばらくすると、3人組の中国人観光客が入ってきました。喉が本調子ではなかったので、軽く挨拶だけしてこちらからは積極的に話しかけることはせず黙っていました。

◆2等寝台

khiva night train 2nd class

■9:12 ヒヴァ駅出発

定刻通りヒヴァ駅を出発しました。ブハラ駅までは約400km、約7時間掛けて移動します。ずっと座っていると腰が痛くなってくるので、立ったり座ったり外の景色を見たりしながら過ごしました。

中国人観光客の中の1人が英語に堪能な方だったので、少し会話もしました。この時期は「国慶節・中秋節」と呼ばれる日本でいうところのゴールデンウィークにあたり、約1週間休みがあるので、上海から旅行に来たんだそうです。実は4人で旅行しており、私が先に1席予約を入れてしまったので、1人あぶれて別の部屋(おそらく3等寝台)の席を予約したんだそうです。ウズベキスタン鉄道の予約の仕組みが良く分かっていないのですが、この日のヒヴァからブハラ行きの2等寝台は4席しか割り当てられておらず、予約開始のタイミングであっという間に埋まってしまったのを記憶しています。

出発後まもなくウルゲンチ駅に到着し、大勢の乗客が乗り込んできました。大部分が地元の方々で列車内は賑やかになります。ここでは30分程度停車していました。ウルゲンチを出発すると、草木のある乾燥地帯が続きます。何回か駅にも停車しました。

◆車窓からの景色

view from night train morning

11時半頃には、アム川を横切りました。

◆アム川

view from night train amu darya river

午後になると、草木は少なくなり、砂漠の中をひたすら走ります。この辺りではインターネットもほぼ使えませんでした。気温が上がってくると列車の中も大分暑くなりました。2等寝台はエアコンがないため、真夏の移動は大変そうです。

◆車窓からの景色

view from night train evening

■16:15 ブハラ駅(カガン駅)到着

ブハラ駅、正確にはカガン駅という名称で、ブハラ旧市街から約13km離れたカガンという町にあり、タクシーか乗合バスで移動する必要があります。駅を出ると、待ってましたというばかりにタクシードライバーさん達の姿がありましたが、目を合わせないようにそそくさと大通りに移動してしまいます。最後の最後まで営業掛けた来たおじさんがいましたが、「Yandex」と言っていたら分かったという感じで去っていきました。旧市街への移動は、当初は乗り合いバスに挑戦するのも面白いと思ったのですが、風邪を引いて本調子ではなかったため、大人しくYandex Goでタクシーを呼びました。ブハラ駅では大勢の外国人観光客が降りたので、皆一斉にYandex使うからタクシーが来るまで時間が掛かるだろうと思っていたのですが、予想に反して5分程度で捕まえることができました。周囲を見渡すと、事前に予約していたり、直接ドライバーさんと交渉している人も多く、思ったほど使われていない印象を受けました。

今回のドライバーさんも運転が丁寧で安心して乗ることができました。ホテルは旧市街のラビハウズと呼ばれる観光名所の近くにあるのですが、この辺りはタクシーが入れません。この影響でしょうか、Yandex Goでホテルを目的地にするとラビハウズ南側の細い路地が入り組んでいるエリアを通る効率の悪いルーティングがされてしまいます。結果として余計な時間が掛かってしまうため、目的地はホテルではなく、ラビハウズ北側の大通りを指定した方がよいと思います。ドライバーさんは迷路のような道路を頑張って運転してくれて、ホテルから歩いて数分のところまで送ってくれました。料金は17,000スム(約210円)でしたが、少し多めに20,000スム払いました。Yandex使わないと1,000円前後が相場なので、本当にYandex様々ですね!

サマニブハラ

■17:00 ホテル到着

今日から3泊お世話になるホテル「サマニブハラ」に到着です。ホテルに入ると、先客がいてチェックインをしている最中だったのですが、何と昨日カラ巡りツアーで同行したイギリス人男性(バシュール氏)でした。何という偶然でしょうか!しかもバシュール氏が言うには、スペイン人の方も明日からこのホテルを利用するとか。

ホテルは、1泊(1名)30.6ドルとラビハウズ周辺のホテルの中では、比較的安く、口コミ評価が9.2と高評価なのが特徴です。ブハラはトイレ事情があまり良くないので、旧市街から徒歩圏にあるホテルが絶対オススメです。

チェックインの対応をしてくれた若い男性は、物腰が柔らかく好印象で、口コミ評価が高いのも納得でした。

◆ホテル入口

samani bukhara entrance

朝食会場も兼ねている中庭は、なかなか良い雰囲気です。

◆中庭

samani bukhara courtyard

建物は古さを感じますが部屋は広く、綺麗に整えられており、敷き詰められた絨毯がシルクロード感満載でGoodです。冷蔵庫、ドライヤー、湯沸かしポットはありませんでした。

◆部屋

samani bukhara bed

samani bukhara desk

samani bukhara bath

日没まではまだ時間があるので、いつものパターンだと一息ついてから、早速観光する流れですが、また体温が上がってきてしまったのと、長時間の移動で疲れたこともあって、ホテルから出ることもなく、シャワーだけ浴びてさっさと寝てしまいました。

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