2025年3月3日(月) 1日目
成田国際空港~上海浦東国際空港
成田空港第1ターミナル
日本-中国の往復はエアチャイナを利用します。中国の大型連休である春節が終わった後のタイミングだったこともあり、航空券は往復諸税込みが32,500円とフルキャリアのチケットとしては過去一番の安さで購入できました。成田発は朝の9時なので、京成成田駅近くにあるアパホテルに前泊しました。当日、アパホテルから成田空港への移動はシャトルバスが利用でき、5時25分発の便を利用したところ、6時前には第1ターミナルに着いてしまいました。辺りはまだ真っ暗です。昨日までは4月並みの暖かさだったのですが、今朝から急激に温度が下がり、午後から雪予報が出ている状況でした。
■6:50 チェックイン
チェックインは思った以上に始まるのが遅く、6時50分からでした。これであれば、もう一つ後のシャトルバスでも間に合ったような気がしますが、勝手が分からない初めて利用する便なので仕方ありません。カウンターの前は行列ができていたので、私の番が回ってくるまで20分ほど並びました。カウンターではパスポートを提示して、手荷物を一つ預けて完了です。スタッフの方からはノービザで入国しますか?と質問されました。手続きが終わると7時を過ぎていたので、ちょうど営業が開始した両替所を覗いてレートを確認したところ、人民元は1元が22.3円ぐらいでした。両替については昨日都内で済ませてしまったのですが、その時のレートが22.6円だったので、あまり大差なく、空港の両替所のレートが特別良いわけではないことが確認できました。
◆フライトスケジュール
| 出発/到着時刻(現地時間) | 空港 | 便名 |
| 3/2(月) 9:00 ~ 11:10 | 成田 ⇒ 上海浦東 | CA158 |
■7:15 セキュリティ、出国審査
この時間帯はチェックインをする便が多いこともあってか、セキュリティのゲート前は行列ができており、少し時間が掛かりました。出国審査は、自動化ゲートにより実施したのですぐ終わりました。時間としてはここまで20分ぐらい掛かっています。制限エリアは結構混雑しており、朝一から営業しているマックなどのお店は行列ができていました。
外は天候が悪く、午後からは雪も降る予報が出ているので、朝のフライトで良かったです。
◆CA158便外観
■8:20 CA158便-搭乗開始
今回利用する機材はエアバス社のA321-200、エコノミークラスは3列-3列でした。個人用のモニタはありません。シートピッチはさほど狭さを感じませんでした。トイレは真ん中にあり、前方の席からでも移動しやすい場所になっていました。機内Wi-Fiでエンターテイメントが使えるようでしたが、私のスマートフォンからだとうまく接続できませんでした。機内は満席、大部分が中国人のお客さんですが、日本人の姿も多く、欧米からのお客さんもチラホラいました。
■9:20 CA158便-出発
予定の9時を過ぎても出発する気配がなく、理由は不明ですがどうやら管制からの離陸の許可待ちだったようです。20分ほど予定から遅れての出発となりました。機内は思いのほか暑く、厚着をしたままだったので、暑苦しさを感じながらの離陸となりました。離陸後しばらくしてから機内食が配られました。主菜はビーフとポークから選べましたが、ビーフを選択しました。今回の機内食は日本で作っていることもあってか、主菜はスタンダードな牛丼という感じで食べやすくて美味しかったです。機内食のサラダはどのフライトでも微妙なものが多い中、味付けも食感もよく最近食べた中では一番の出来でした。
◆CA158便-機内食
片道3時間のフライトなので、食事を終えて適当に時間を潰しているとあっという間にランディングに入りました。今日は上空の天候も悪かったようで、終始機体が揺れていました。窓の外は雲一色で何も見えませんでした。
上海浦東国際空港第2ターミナル
■11:30 上海浦東国際空港到着
予定より20分ほど遅れて空港に到着しました。中国の空港はどこも広いのですが、こちらの空港も漏れなく広大で、イミグレーションまでかなりの距離を歩きました。ゲート番号によっては空港内の列車で移動する場合もあるようです。イミグレーションは混雑していて、各国からの多様な方々が並んでおり、国際都市なのを実感しました。こちらでは約30分並びましたが、その間、スマートフォンのSIMの設定を変更し、問題なくネット接続できることを確認しています。ネット接続後、Trip.comから今日のホテルの予定到着時刻を教えてほしいというメッセージが来ており、何かトラブルでもあったかと若干不安になりました。入国審査ではパスポートと入国カードを提出して、特に何も聞かれることなく完了しました。
高速鉄道で蘇州へ移動
ホッとしたのもつかの間、次は蘇州に移動するため、高速鉄道の上海虹橋駅に向かう必要があります。当初は上海で1泊してから次の都市に移動する安全な日程を組んでいたのですが、他の都市の観光を優先して計画を修正した結果、初日から蘇州に移動することになりました。高速鉄道については、余裕を持たせて15時発のチケットを予約してはおいたのですが、高速鉄道自体を使うのが初めてで、勝手の分からないことばかりなので、全く安心感はありません。
上海虹橋駅は上海のもう一つの空港である上海虹橋国際空港に隣接して建てられた駅となっており、浦東空港からは直線距離で約45kmあります。移動方法は地下鉄やエアポートバスなどがあるのですが、時間にして約1.5~2時間とまあまあの時間が掛かります。ところが、ほんのつい最近のことですが、この2ヵ所を結ぶ鉄道(上海市域空港連絡線)が開通したばかりで、これを利用すると約40分で移動できてしまいます。これは現地の方々にとってもうれしいニュースで、利便性が格段に良くなったと伝えられていました。
第1ターミナルと第2ターミナルは3つの通路で結ばれており、途中に地下鉄や長距離バス、リニアモーターカーの乗り場(駅)があり、市域空港連絡線(以下空港連絡線と表記)の駅も作られています。空港連絡線はやや第1ターミナル寄りの場所にあるのですが、後付けで作られた影響もあるのか、駅の入り口への導線が分かりにくくなっています。
◆空港マップ
地図上、空港連絡線と書かれた場所に移動しても、入り口らしきものが見当たらず、脇にエレベーターがあるだけなんですが、どうやらこれが駅の入り口がフロアに繋がっているらしく、これを使って下に降りる必要があるようです。案内も分かりにくくて、第1ターミナル側から見ると連絡線の表示が確認できました。いやー、本当にわかりずらいw
◆空港連絡線に繋がるエレベーター
エレベーターで下に降りると、殺風景で広大なフロアに出るのですが、その中にポツンと連絡線の改札があり、隅の方に乗車券の券売機が置かれているのみです。今後、何かしらの拡張の余地を残しているのかもしれません。アリペイのミニプログラムを利用すれば地下鉄のようにQRコードで乗車できるのは知っていたのですが、今日はトラブルで時間を食うのが嫌だったため、シンプルに乗車券を購入することにしました。これはこれで問題があって、できたばかりの場所だったこともあるのか、通信状況が悪く、アリペイの決済がなかなか通らず手間取りました。今回使ったチョコSIMは、この券売機周辺だけが通信状況が悪く、あとは全く問題なく使えました。券売機は現金でも決済できたので、こういうときのために現金を持ってくる必要があることを身をもって体験しました。結局、何度かトライしたところアリペイの決済で購入できました。私があまりにも手間取っていたので、近くにいたスタッフと思われる男性が寄ってきてサポートしてくれそうな気配を出していました。ここは多くの外国人観光客が利用しているので、必然的に多くの問題が発生するでしょうから、常時スタッフが待機しているのだと見受けられます。決済が完了すると、QRコードが記載された薄っぺらの乗車券が発券されます。料金は25元(約550円)です。
◆市域連絡線の乗車券
中国で高速鉄道や地下鉄を利用する際は、改札の前で荷物検査があるのですが、こちらでもありました。その後、改札ではQRコードを読み取り部にかざすと通ることができます。そこから階段を降りるとプラットフォームに到着です。プラットフォームは地下鉄駅と似たような作りになっています。上部のディスプレイにはあと何分何秒後に出発するとか、ここにはどの車両が停車するか、車両ごとの混雑具合などの情報が表示されており、さすが最近出来たばかりの鉄道だけあって、ハイテク技術が遺憾なく使われています。
◆プラットフォーム
■12:45 空港連絡線に乗車
列車は15分間隔で運行しているようで、待つこと数分で列車が入ってきました。なおこの路線は駅が7つあり、浦東空港は終点ではないので、逆方向の列車に乗らないように注意しましょう。列車は通勤列車のような横長の座席のほか、前向き、後ろ向きの座席もありました。運行間隔が短いおかげか、列車内は思ったほど混雑しておらず、座席に座ることもできました。浦東空港に着いてから、休む間もなくここまで来たので、ようやく一息付けました。列車が出発後、しばらく地下を進みますが、何駅か過ぎると地上に出ました。列車は静かですこぶる快適でした。
■13:25 上海虹橋空港第2ターミナル駅到着
きっかり40分で上海虹橋空港第2ターミナル駅に到着しました。浦東空港に着いてからここままで約2時間といったところです。こちらの駅にはまだ使っていないプラットフォームがいくつもあり、今後さらなる拡張が計画されているように見受けられました。中国は上海のような大都会ですら土地に余裕があるようで、日本とは比較にならない贅沢な空間の使い方ができるようです。羨ましい限りですね。
■13:35 上海虹橋駅到着
これまでの経験から、空港連絡線の駅から高速鉄道の駅まではかなり歩かされるだろう予想していたのですが、今回は良い方に裏切られ、思ったよりも近くにありました。高速鉄道入り口までの導線も分かりやすくできており、私のような初めての人間でも迷うことなく済みました。高速鉄道の入り口では荷物検査があるのですが、外国人は有人のレーンに並び、パスポートを提示する必要があります。無事荷物検査を抜け、上海虹橋駅の出発フロアに到着することができました。私が乗る列車の出発までは1時間半ほどありますので、もう少し早い時刻の便でも良かったのかもしれませんが、初めてのことなので上出来かと思います。
構内はとにかく広く、端から端まで歩くだけでもかなり掛かりそうです。構内にはマックやKFCなどのファーストフードからラーメン屋さんのような食べ物屋さん、コンビニ、お土産屋さんがあり、空港のように水やお湯の給水設備なども揃っていました。平日の昼間にもかかわらず人も多く、私が乗る予定の列車の改札口付近の待合席は満席に近い状況でした。
◆上海虹橋駅出発フロア
中国の鉄道駅では自由なタイミングでプラットフォームに入ることはできません。便ごとに入場できる時間が決められており、列車の出発10~15分ぐらいなると、改札が始まりますので、ここで初めてプラットフォームへの移動が可能となります。外国人の場合は、有人改札の列に並び、パスポートを提示しした上、Eチケットや乗車券で改札を抜けることができます。なお、Trip.comで予約した場合は、乗車券を発券する必要はなく、パスポートの提示のみでOKです。この辺の手続きの簡略化は外国人旅行者にとっては大変ありがたく、高速鉄道の利便性が一気に高まったのを実感します。
■14:45 改札開始
こちらの駅では15分前に改札が始まりました。自動改札の前にはかなりの人数が並んでいます。初めて改札を通るので一抹の不安がありましたが、本当にパスポートを提示するだけで無事通り抜けられました。階段を下りてプラットフォームに移動しますが、こちらも相変わらずの広さです。
■15:00 高速鉄道乗車
プラットフォームには既に列車が停まっていました。列車は外観も内装も日本の新幹線と瓜二つで、この路線は日本の新幹線をお手本にしたのか、日本の会社が請け負って製造したのかもしれません。
■15:04 上海虹橋駅出発
予定通り列車が出発しました。次の蘇州駅までは90km程度、わずか30分の乗車となります。列車内は満席でした。日本では中国の列車内のマナーについていろいろ言われていますが、皆さん静かに乗っていました。ひとまず、高速列車に乗れたことで何とか蘇州には移動できることが確定したので一安心です。車窓からは、高層マンションが立ち並ぶ面白味のない景観ばかりでした。
■15:35 蘇州駅到着
予定通り蘇州駅に到着、多くのお客さんがこの駅で降りました。出口では再度パスポートを提示する必要があります。蘇州には在住している日本人が多いと聞いていましたが、出口でも何名かの日本人を見かけました。
◆蘇州駅(地下鉄)
ここからホテルへの移動は地下鉄を利用します。蘇州の地下鉄は現在9つの路線が運行しています。地球の歩き方には3路線しか記載されていないので、この数年で6路線も増えたことになります。これだけでも近年の中国がものすごいスピードで発展したことが分かりますよね。高速鉄道の出口から地下鉄への移動は分かりやすく、距離もそれほどありませんでした。
今回もQRコードによる入場はせず、券売機で乗車券を購入しました。料金はたったの2元(約45円)で、地下鉄料金の安さは相変わらずなのを実感しました。蘇州駅(苏州火车站)から4号線に乗り、楽橋駅(乐桥站)で1号線に乗り換え、そこから2駅乗って相門駅で降りました。列車の中は混雑していました。相門駅から300mほど歩くとホテルに到着です。今日は雨予報でしたが、現在は降っているか降っていないか程度の雨量だったので、傘を開くことなく済みました。ただ、気温は5℃ぐらいで風が強いこともあって体感としては大変寒く感じました。昨日の蘇州は20℃近くまで気温が上がっていたようなので、日本でも同様だったのですが、気温のアップダウンが激しく体が付いてきません。
フィルモア(Fillmore)ホテル(蘇州大学觀前街平江路)
今日から2泊お世話になるのが、「フィルモア(Fillmore)ホテル」です。中国あるあるですが、看板にはフィルモアホテルという文字はどこにも見当たりせん。中国語のホテル名を控えておくことが重要です。歴史的な観光名所の平江路歴史街区近くにあり、地下鉄駅からも徒歩で3分、隣にはスターバックス、向かいにはコンビニなどのお店があり、観光には便利な立地となっています。ホテル前は東西に走る大通り「干将東路」があり、交通量も多く、市営バスも頻繁に走っていました。バスの停留所もホテルの目の前にあるので、今回は利用しなかったのですが、バスを使っての観光にも便利な立地です。
ホテルは5階か6階建はある大きな建物で、部屋数も多そうです。外観からの印象は、若干古さを感じましたが、中に入ると大変綺麗でした。
◆フィルモアホテル外観
スタッフの対応は親切で、案の定英語は全く通じなかったのですが翻訳アプリを使って何とかなりました。午前中にTrip.comから予期せぬメッセージがあって不安もありましたが、問題なくチェックイン手続きが完了しました。
今回予約したのはシングルルーム朝食付きで、2泊の料金が約13,600円です。外国のホテルだと、シングルルームは全く見かけないのが実情ですが、中国だと日本のようにシングルルームのあるホテルがそこそこあるのが個人的には嬉しい点です。
シングルルームとは言え、部屋は広く1人で使うには十分です。個人的には机が広く、物を置くスペースも十分にあったので助かりました。設備面については、湯沸かしポットはありますが、冷蔵庫はありませんでした。アメニティは充実しており、お茶やコーヒーのサービスもありました。ミネラルウォーターも2本置いてありました。
◆シングルルーム
バスルームも高級ホテルのような豪華さで、1人で使うには十分です。
◆バスルーム
ホテル周辺を散策
今日は早朝からひたすら移動、初めての高速鉄道など緊張続きだったので、さすがに疲れました。ホテルで長めの休憩を取り、17時を過ぎた頃、夕食がてらホテル周辺を散策することにしました。外はまだ散策するには十分明るく、近くには小学校があり、ちょうど帰宅時間帯だったようで、ホテル周辺は混雑していました。ひとまず、観光名所の平江路歴史街区に行くつもりだったのですが、下調べが足りなかったせいか、単純に疲れていた影響なのか分かりませんが、道を一本勘違いして、全く関係ない通りをウロウロしていました。歩いていても、以前動画で見た風景とは何か違うなあ、観光客らしい姿もほとんど見かけなかったので違和感を感じてはいたのですが、この時は通りを間違えていることに気づいていません。しばらく歩いていると、景観の良い場所があったので一枚写真を撮ったのですが、後からよく見ると平江路への案内標識が立っていますね。割と近くまでは来ていたようですが、ここで引き揚げてしまいました。我ながらアホですね。
◆平江路近くの景観
辺りは大分暗くなってきて、寒くて疲れていたこともあって、大人しくホテルに戻ることにしました。途中、レストランも何軒かあったのですが、あまりピンとくるお店がなくて、結局ホテルの向かいにあるコンビニで調達しました。コンビニは日本でおなじみのファミリーマートが営業しており、日本でも見たことのある食品が並んでいました。中国固有の食べ物も結構あったのですが、今日は安全におにぎりやパンなどで済ませました。飲み物はコーヒーにしろお茶にしろ無糖という概念はないらしく、甘いものばかりでした。















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