中国河南省と山西省の史跡を巡る13 北京大興空港から羽田へ

2025年9月18日(木) 13日目

始発の大興空港線

今朝は4時に起床、チェックアウトの準備を済ませます。この後は北京大興国際空港に移動し、9時40分のフライトで日本(羽田空港)に戻ります。空港への移動は、5時39分始発の「地下鉄大興空港線(地铁大兴机场线)」を利用します。ホテル最寄りの草橋駅(草桥站)は、この路線の始発駅となっており、タクシー以外では、中心部から最も早い時刻に空港に移動できる方法となります。今回のフライトの場合、もう少し遅い列車でも十分間に合うのですが、今後のため、始発列車を利用すると、何時にボーディングゲートに到着できるか確認したいと思います。

5時10分過ぎにホテルをチェックアウトしました。カウンターにはチェックインの時に対応してくれた親切な女性スタッフがいました。昨日の早朝は別の女性スタッフがいて、カウンターの上に突っ伏したまま仮眠を取っていたのを目撃していたので、良い意味で緩いホテルだと感じていたのですが、こちらの女性は当たり前ですがちゃんと起きていましたw

外はまだ真っ暗でしたが、ホテル前の通りは時折車両が通過し、明かりが点いている建物も多く、北京の朝は既に動き始めているのを感じます。気温は若干の肌寒さを感じました。

◆早朝のホテル外観

homeinn caoqiao exterior morning

ホテルから少し西に歩いたところに、草橋駅の入口(B出口)があるのですが、この時刻は閉鎖しており、さらに西に行ったところにある2E出口から入る必要がありました。出口付近では、空港行きと思われるタクシーの営業をしているオジサンがいましたが、目を合わせないように素通りします。

駅構内は人の姿がほとんどなく、日中の喧騒が嘘かのように静まりかえっていました。草橋駅ならではの特徴として、構内に航空会社のチェックインカウンターがあることです。この時刻はまだ営業していませんでしたが、中国の主要航空会社を利用する場合、このカウンターでチェックインの手続き、荷物の預け入れをして手ぶらで空港に移動することが可能です。

◆チェックインカウンター(前日日中に撮影)

beijing caoqiao checkin counter

大興空港線は専用の券売機があり、草橋駅から大興空港までの運賃は35元(約735円)、ビジネスクラス車両を利用する場合は50元(約1,050円)となっています。改札は、一般用とビジネスクラス用で分かれていました。改札を抜け、エレベーターでプラットフォームに降ります。

◆券売機

beijing caoqiao ticket machinge

少し早めに着いてしまったのですが、既にそれなりの数の乗客が待機していました。5時半を過ぎた辺りから、どっと人が増え始め、いつの間にか各乗降口の位置には、行列が形成されていました。予想はしていましたが、始発列車を狙って集まって来るお客さんはかなり多いことが分かりました。乗車自体はできそうですが、座るのは厳しそうだと感じました。

列車は出発時刻ギリギリぐらいになって、ようやくやって入ってきました。相当数のお客さんが並んでいましたが、車内はほぼ全員が座っており、最後尾に並んだ私も探せば空いている席を確保できたような気がしますが、短時間なので立ったまま行くことにしました。

列車は出発後、「大興新城駅(大兴新城站)」のみ停車し、約30分で大興空港に到着です。これだけ早く移動できるのであれば、空港周辺のホテルを利用するのと大きな違いは感じません。

北京大興国際空港

■6:10 大興空港到着

2019年に開業したばかりの世界最大級の「ヒトデ型」ターミナルを持つこちらの空港、噂通りの巨大な建物となっていました。各階の天井が高くて広々としていたのが印象的で、中央のメインホールは圧倒的なスケール感がありました。地下1階から国際線出発ターミナルのある4階までは、エレベーターを使わずにエスカレーターでゆっくり登って行ったのですが、このエスカレーター1つ1つが非常に長くて、このことからも各階がどれだけの高さを持っているのかが分かります。

■6:20 チェックイン手続き

中国南方航空のカウンターは1人も並んでおらず、受付は始まっていたので、あっという間にチェックインの手続きが終わりました。昨日、南方航空さんからSMSメッセージを受信し、機材変更により予約した座席がリセットされたとの連絡があったので、通路側の座席を取り直しました。

◆フライトスケジュール

出発/到着時刻(現地時間) 空港 便名
9/18(日) 9:40~14:00  北京大興国際空港 ⇒ 成田 CZ647

時間に余裕はあったのですが、寄り道せず、真っすぐ保安検査場に向かいます。この検査場への入口が良く分からず、しばらく行ったり来たりウロウロしてしまいました。

保安検査場は空いていたのですが、これまで利用した空港の中でダントツに厳しい検査が行われていました。身体検査はかなり時間を掛けて行い、荷物検査は、電子機器関係が細かく確認されました。特にモバイルバッテリーは入念にチェックしていました。私が持っていたモバイルバッテリーはPSE認証がされていますが、3C認証マークは付いていません。中国の保安検査では、中国国内線を利用する場合は3C認証が必須とされており、今回のような出国の場合は該当しないはずですが、没収されたという情報もあったので少しドキドキしました。保安員の女性はバッテリーの裏側を丁寧に確認していましたが、問題なかったようで無事返却してもらえました。私は身体検査も荷物検査も一発でクリアしましたが、私の前にいた人も、後ろに並んでいた人も、何かしら引っ掛かっていて保安員の指示を受けていました。続いて出国審査も空いており、何事も無く短時間で完了しました。

■6:20 制限エリア到着

ホテルを出たところから、制限エリアまで約1時間10分で到着です。思った以上に早く移動できてしまったというのが正直な感想です。チェックインから出国審査まで、いずれも空いていたのが一番の要因ですが、地下鉄も空港も新しいため、1つ1つの導線が効率的に分かりやすく作られているのも大きいと感じました。とはいうものの、保安検査の厳しさを考慮すると、混雑する時間帯であれば、それなりの余裕を持って空港に移動した方が良いことは間違いありません。

この空港は中心部から放射状に延びる5本のコンコースが整備されており(ヒトデ型ターミナル)、どのゲートに対しても同じように短時間でアクセスできるように設計されています。コンコースさえ間違えなければ、各ゲートは分かりやすいように配置されている印象を受けました。私がこれから利用するCZ647便は、コンコースEの82番ゲートからとなります。コンコース沿いにはお土産屋さんやカフェ、コンビニなど一通りのお店が揃っていましたが、コンコースが大きすぎる所以か、お店はまばらに配置されている印象を受けました。案内図を眺めると、奥の方にマックがあったので、朝食がてら向かいます。

◆制限エリア

beijing daxing airport airport restricted area landscape1

注文用のタッチパネルの前には、何名かの外国人旅行客の姿がありました。乗り継ぎで利用しているお客さんが多いようで、中国での決済のやり方が分からずに悪戦苦闘しているようです。店員さんは外国人慣れしており、これらのお客さんのサポートに回っていました。

マックは、昨日から数えて3回目の利用となります。旅行も最終盤に入ると、食事に関してはかなり適当になっており、とにかく早くて楽に済ませる方法に終始しています。

◆マクドナルド外観

beijing daxing airport macdonalds exterior

今回は、朝マックでお馴染みのエッグマフィンのセットを注文、決済を終えると間もなくして番号が呼ばれます。昨日、日中に利用した時は、唐揚げの入った中国独自のバーガーでしたが、こちらのエッグマフィンは日本で食べているものとほとんど変わりませんでした。

店内でしばらく休憩した後は、まだろくにお土産を買っていなかったため、「北京稻香村」というお菓子屋さんを覗いて、「流心小団子」という紙袋に4色の箱が入った商品を購入しました。料金は108元(約2,270円)です。空港内のお店なので割り増し料金だとは思いますが、ここに来るまで荷物がかさばらずに済んだことを考えれば十分お釣りが来ます。

◆北京稻香村

beijingdaoxiangcun daxingairport exterior

◆流心小団子

beijingdaoxiangcun package exterior

4色の箱にはぞれぞれ、バニラ、イチゴ、マンゴー、抹茶の異なるフレーバーの流心小団子が入っていました。箱の大きさに対して、中身は割とスッカスカで、かさ張るだけなのでもっとコンパクトに詰めてほしかったというのが正直なところです。

◆4色の箱

beijingdaoxiangcun 4boxes exterior

◆箱の中身

beijingdaoxiangcun vanilla inside

流心小団子はお餅のような柔らかい食感で、それぞれのフレーバーがほのかに効いた上品なお菓子でした。先入観からイチゴ味には興味が湧かなかったのですが、口にしてみると思った以上に美味しかったのが記憶に残っています。

◆4種類の流心小団子

beijingdaoxiangcun 4pieces

後になってから思い出しましたが、今年3月の江南旅行の時も、上海の豫園商城にあった「稻香村」でお土産を買っていました。そういえば、草橋駅の近くにも稻香村の店舗があったような記憶があります。少し調べてみると、同じ「稻香村」という商号のお店でも様々あり、中でも大きく「北京稻香村」と「蘇州稻香村」の2つの流れがあるそうです。この2つは現在も、どちらが本家か商標登録を巡って法的な争いをしている最中と書かれていました(Google AIサーチより)。

用は全て済んだので、ボーディングゲート付近の椅子で搭乗開始を待ちます。設備面は大変充実しており、至る所に充電可能なUSBポートが設置されていました。

◆CZ647便

cz647 exterior

■8:50 CZ647便-搭乗手続き開始

ボーディングゲート付近は、中国人以外の乗客が半数近くを占めており、非常に国際色豊かな雰囲気でした。今回利用するのは、エアバス社のA330で、エコノミークラスは2本の通路を挟んで2-4-2列の配置となっています。足元は広く、かなり余裕がありました。比較的新しい機体のようで、個人用モニターの動作は快適で、3Dのフライトマップなど最新の機能が使えました。機内はほぼ満席でした。

■9:40 CZ647-出発

定刻通り出発、約3時間半のフライトが始まりました。今日は雲一つない快晴で、窓からは下界が良く見えます。安定飛行に移って間もなくすると、飲み物とスナックのサービスがありました。その後、機内食が配られました。今回の機内食は当たりの部類で、牛肉ご飯は日本で食べる牛丼のような味付けで食べやすく、野菜などのサイドメニューも日本人好みの薄味でした。

◆CZ647便-機内食

cz647 inflight meal

■13:50 羽田空港到着

定刻より若干早く羽田国際空港のターミナル3に到着しました。入国審査場の手前には、大勢の日本人スタッフが待機しており、乗客の誘導をしていました。私は、事前にオンライン上で「Visit Japan Web」の手続きを済ませていたので、入国審査から税関まで最短コースで完了しました。預け入れ荷物もないので、バゲージクレームで待機する必要もありませんでした。

コメント