台湾横断の旅(高雄・台中・台北) その8 台北観光(故宮博物院、淡水)

2019年4月24日(水) 8日目

信陽街永和豆漿で朝食を頂く

台湾では朝食は外で食べるのが一般的であり、早朝から営業しているお店が沢山あるんだそうです。ホテルで無料提供されているパンで済ますこともできるのですが、今日は外で食べてみることにしました。

ホテル周辺にはいくつか候補があったのですが、一番近くにあった「信陽街永和豆漿」に行ってみました。時刻は6時30頃、人通りはほとんどありません。

taipei nanyang street

徒歩5分でお店に到着、既に数名のお客さんが朝食を食べていました。

taipei xinyang street yonghe doujiang exterior

朝食では「豆漿(ドウジャン)」と呼ばれる豆乳を頂くのが定番なんだとか。今回は「鹹豆漿(シェンドウジャン)」という塩味のもの頂きました。お店のおばちゃんは親切な人で、足りないから小籠包も食べとけみたいなことを言っていたので(完全な推測です)、言われた通り注文しました。鹹豆漿は暖かくて食感はOKでしたが、塩味が少しきつかったです。この辺の好みは個人差があると思いますが、甘い方(甜豆漿)にすれば良かったかも。小籠包はこれまで食べたものとは違っていて肉まんのような食感でした。細かい値段は忘れてしまったのですが合わせて50台湾ドルぐらいだったと思います。

taipei xinyang street yonghe doujiang breakfast

故宮博物院(National Palace Museum)

台北は数多くの見所がありますが、私の中では故宮博物院がダントツ1位です。故宮博物院は中国の歴代皇帝らによって収集された歴史的文化財を保存、展示する博物館です。収集品は約69万点以上に及びますが、常時展示しているのは約6000点、有名なコレクションを除き数カ月に一回展示品を入れ替えています。今回2回目の訪問となりますが、どのようなコレクションに出会えるのか楽しみです。

故宮博物院への行き方

故宮博物院へはMRTと市バスを利用して行くのが一般的です。

まずMRT淡水信義線(紅)で士林駅まで行きます。台北駅からだと6駅北です。1番出口(中正路)の改札口から出て直進すると大通り(中正路)にぶつかります。

taipei shilin station platfrom

taipei shilin station zhongzheng road exit

大通りを右に行くとバス停留所があります。故宮博物院に停車する紅30、255、300、304、815などのバスに乗ります。

taipei bus terminal shilin station

約20分で故宮博物院に到着です。

taipei national palace museum entrance

天下行為アーチ~本館

まず目を引くのが入口にそびえ立つ「天下行為アーチ」です。天下行為(天下をもって公と為す)は、中国古典「礼記」が出典で「天下は公民のものである」という意味です。何でも孫文が好んで使用した言葉なんだとか。

◆天下行為アーチ

taipei national palace museum main gate

正面に見えるのが本館(第一展覧エリア)で少し歩く必要があります。

taipei national palace museum exterior far front

開館8時30分に合わせて来たのですが、少し早く到着してしまったので本館前のスペースで時間を潰します。

natonal palace museum view from exhibition area

8時30分になると本館入口が開いたので入館します。今日は平日なので空いており、チケット売り場では並ばずに購入できました。料金は350台湾ドル(約1,300円)です。土日は大変混雑するので事前にオンラインチケットを購入した方が良いと思います。ネット上の情報では悠遊カードでも入場できるらしいのですがこの目で確かめるのを忘れました。A3サイズを超える手荷物は持ち込めないので、ロッカーや一時預かり所に預ける必要があります。また前回(2005年)は写真撮影禁止だったのですがOKになっていました(ただしフラッシュや三脚を用いた撮影は禁止)。

本館3階

地球の歩き方にも書かれていますが、本館ではまず最上階の3階にある「翠玉白菜」と「肉形石」を観てしまいましょう。この2つは故宮博物院のシンボルとも言える名品であり混雑時は長蛇の列に並ぶ必要があるからです。入場後は一目散に302の部屋を目指したのですが、あれっ?見当たらない。。。近くを見渡すとオーストラリアの美術館に貸し出し中と掲示されていました。残念でしたが、前回観ているのでそれほどのガッカリ感はありません。今日は団体客が少ないような気がしたのですが、この辺も関係しているのでしょうか?代わりに清時代の玉器「玉園蔬圖筆筒」などが展示されていましたが、これらも中々見応えがありました。他にも、3階では殷、周、漢時代などの考古学価値の高いものが展示されています。

◆清 玉園蔬圖筆筒

national palace museum jade brush pot with bokchoy cabbage garden decoration

◆清乾隆 金瓯永固杯、玉燭長調燭台

national palace museum gold chalice of eternal stability jade candlestick of constant harmony

◆西周晩期 宗周鐘

national palace museum zong zhou zhong

◆東漢 玉辟邪

national palace museum jade pi hsieh

◆西周晚期 頌壺

national palace musseum hu wine vessel of song

◆戦国中期 嵌綠松石金屬絲犧尊

national palace museum zun with vessel in the shape of animal with metal wire and turquoise inlay

本館2階

2階は陶磁器と書画のエリアです。美術品に関する知識はほとんどないのですが、ズブの素人が観てもこれは凄いな!と感じ入るコレクションの数々でした。多くの博物館や美術館では目玉作品が1つか2つあって、あとは数合わせで展示しているのが一般的だと思うのですが、故宮はいずれの展示品も見応えのあるものばかりなのが凄いですよね。

◆明永楽 甜白雙龍紋高足碗(左)、甜白五龍紋高足碗(右)

national palace museum stem bowl ming

◆明宣德 紅釉金彩雙龍珠紋碗

national palace museum bowl with ball chasing paired dragons painted in a red glaze ground

◆北宋-金定窯 白瓷盤口紙槌瓶(左)、北宋定窯 白瓷瓜稜罐(右)

national palace museum flat rimmed mallet vase melon shaped jar

◆北宋汝窯 青瓷紙槌瓶「奉華」銘(左)、青瓷盤(右)

national palace museum bliush green glaze

◆宋-金定窯 黑釉鷓鴣斑碗

national palace museum bowl with partridge style striations on a black ground

◆清康熙 黃釉碗(左)、黃釉盖罐(右)

national palace museum yellow glaze

◆清康熙 紅釉尊

national palace museum zun vessel with red glaze

◆清康熙 孔雀綠釉獸面紋針

national palace museum square vase with animal mask in turquoise blue glaze

◆民國 張善孖 草澤巨虎

national palace museum large tiger by a grassy marsh

◆民國 張大千 八德園圖

national palace museum garden of eight virtures

◆民國 張大千 山水

national palace museum landscape

本館1階

1階は中国の歴史を概観するオリエンテーションギャラリー、彫刻や家具、仏像などが展示されています。

◆形成約五百多年 桃紅珊瑚

national palace museum preciouse red coral

◆清晩期 雕象牙透花人物套球

national palace museum ivory balls of nested concentric layers with human figures in openwork relief

◆清 三多如意

national palace museum san duo ru yi

◆元至明 朱碧山款「張騫乘槎」銀槎

national palace museum silver log raft

◆宋 青銅鎏金菩薩坐像

national palace museum bodhisattva gilt bronze

◆十五世紀 青銅鎏金大黒天立像

national palace museum mahakata gilt bronze

◆明 青銅鎏金佛塔

national palace museum stupa gilt bronze

◆晋 王羲之 快雪時晴帖

national palace museum clearing after snowfall

淡水

故宮博物院の見学を終えた後は、寄り道せずホテルに戻ります。今日も日中は30℃を超える暑さ、無理せずホテルで過ごすことにしました。同じように考えている人は多く、ホテルの中庭で時間を潰しているお客さんの姿がありました。海外旅行だと時間を無駄にするのが嫌で観光することを優先してしまいがちですが、ダラダラ過ごすのもいいなーと実感します。

夕方近くになると少し気温が下がって来たので外出することにしました。お次の目的地は淡水です。淡水は台北中心地から約15km北にある港町で夕日が美しいことで知られています。

淡水はMRT淡水信義線(紅)の終着駅となっており、台北駅から約40分で行くことができます。

taipei tamsui station exterior

漁人碼頭

淡水駅から歩いてすぐの公園から夕日を鑑賞できるのですが、日没まで時間があったのでもう少し河口近くにある鑑賞スポット「漁人碼頭」に行って見ることにしました。

漁人碼頭へは淡水駅のバスターミナルから紅26か836番のバスで行くことができます。途中、小白宮、紅毛城などの観光スポットがあります。当初これらのスポットには立ち寄るつもりはなかったのですが、MRTからバスへの接続が思いのほか良く、もしかして見学する時間があるかも?と欲をかいてしまいました。紅毛城前のバス停留所で下車して入口に向かったのですが、閉館17時まであと10分という状況だったので入場不可でした。ダメ元でスタッフの方に写真撮影だけしたいと交渉したのですがNGでした。世の中そんなに上手くできていませんね。

tamsui fort san domingo entrance

バス停留所に戻るとちょうど次の紅26番のバスが到着するタイミングでした。約20分で終点の漁人碼頭に到着です。バスから下車すると潮の香りがして海の存在を実感します。漁人碼頭に関する下調べをしなかったので適当に散策しながら絶景ポイントを探します。

漁人碼頭観景平台という鑑賞スポットからの景観です。座る場所などの設備が整っているのですが、あまり人影はなく寂しい雰囲気でした。

◆漁人碼頭観景平台

tamsui fisherman's wharf observation deck

tamsui fisherman's wharf view from observation deck east

tamsui fisherman's wharf view from observation deck west

バス停留所近くにあるスターバックス前からの景観が一番印象的でした。中央奥に見えるのは情人橋(Lover’s Bridge)です。情人橋が一番の鑑賞スポットらしく大勢の観光客が足を向けていました。

◆スターバックス前からの景観

tamsui fisherman's wharf lover's bridge far

tamsui fisherman's wharf lover's bridge zoom

淡水捷運公園

紅26番のバスで淡水駅に戻り駅近くの公園を散策します。こちらからの景観も良かったのですが、日没直前に太陽が雲に隠れてしまいました。

tamsui station riverside park

tamsui riverbank wharf

tamsui view from riverside park1

tamsui view from riverside park2

tamsui view from riverside park3

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