ウズベキスタンおっさん一人旅2 ヒヴァのイチャン・カラへ

2023年9月26日(火) 3日目

THE TIME HOTELの朝食について

時差の影響でしょうか、5時過ぎには目が覚めてしまいました。昨晩は何もしないまま寝てしまったので、ネットで情報を集めたり日記を書いたりして過ごします。

■7:00 朝食会場へ

昨晩は特に何も口に入れずに就寝してしまったので、お腹が空いてきてしまいました。朝食は7時からとは聞いていたのですが、朝食会場の場所は聞いてなかったなぁとウロウロしながら階段を下りて地下に行ってみると、ヨーロッパを彷彿させるような素敵な空間がありました。スタッフの方は作業中で、まだ準備が終わっていないようでしたが、パンやお菓子など取れそうなものから頂くことにしました。

朝食はビュッフェ形式で、パンやお菓子、果物と野菜、ハム、チーズなどのラインナップでした。材料が何か良く分からなかったのですが、白くてとろみのあるスープが大変甘くて美味しかったのが印象に残っています。パンと一緒に食べた、ミルフィーユのボリュームが凄くて血糖値が一気に上がった気がします。

◆地下1階-朝食会場

the time hotel restaurant1

the time hotel restaurant2

◆朝食

the time hotel breakfast

今日は、13時のフライトを利用してヒヴァのイチャン・カラに移動するので、時間に余裕があります。いつものパターンだと、ホテルの周辺を散歩する流れになるのですが、ここで調子にのって歩きすぎると腰を痛めそうなので大人しくしていました。地図を見ても何も無さそうなのでまあいいかなと。ホテルの隣にスーパーがあったので9時過ぎに覗いてみました。そこそこ広いスーパーで、パンやお菓子、日用品のほか、野菜や果物、お肉やチーズなども陳列されていました。円安の影響もあるのでしょうか、商品の値札を眺めていても、日本と比べて物価が安いとは感じませんでした。お昼は空港で食べようと思っていたので、昼食用のパンやお菓子、ヨーグルトなどを購入します。ヨーグルトはすぐ頂いたのですがめっちゃ甘かったです。ウズベキスタンは甘い食べ物が多いのでしょうか?

◆スーパーマーケット

the time hotel supermarket

ウズベキスタン航空でヒヴァへ

■10:30 ホテルをチェックアウト

ホテルには12時まで滞在できたのですが、やることも無くなってしまったので早めに空港に移動することにしました。チェックアウトの際、滞在登録証(レギストラッツィヤ)を受け取りました。ウズベキスタンでは、外国人旅行者は宿泊ホテルにおいて必ず滞在登録することが義務付けられています。現在は手続きが電子化されているようで、帰国時の出国審査で提示を求められることは無くなっているようですが、トラブルを避けるためにも忘れず受領しておきます。

ここで初めて配車アプリ「Yandex Go」を利用しました。実は、配車アプリ自体これまで使ったことがないので、海外でいきなりデビューとなりました。操作は簡単で、行き先に空港を指定して、タクシーの種別(スタンダード、コンフォート等のグレードがある)を選んでリクエストするだけです。料金はスタンダードで17,000スム(約200円)、コンフォートでも20,000スムと大変良心的です。リクエストしたタクシーは、今どこにいるのかがリアルタイムで分かるので、ジリジリしながら待つこともありません。10分ほど待っていると、予定通りタクシーがやってきました。ドライバーさんとは言葉は通じませんが、行き先はアプリ経由で伝わっているので問題ありません。

タシケント国際空港の国内線(ターミナル3)は国際線ターミナルとは離れた場所にあり、ホテルからは約8kmになります。空港付近の道路は混雑していましたが、約20分で到着しました。ドライバーさんには少し多めに料金を払ってさよならしました。

■11:00 タシケント国際空港ターミナル3(国内線)到着

空港の入口でセキュリティチェックがあります。

◆タシケント空港ターミナル3(国内線)

ashkent airport terminal3

ターミナルビルは綺麗でしたがそれほど広くはなく、カフェ以外は特に何もありません。

11時を過ぎたタイミングで搭乗手続きが始まりました。ヒヴァへの移動はウズベキスタン航空を利用します。厳密に言うと、ヒヴァ最寄りのウルゲンチ国際空港に移動となります。チケットは3ヶ月前にエクスペディアで購入しました(11,940円)。

■11:40 セキュリティチェック

セキュリティチェックを通過すると、すぐ搭乗ゲートになります。フロアにはカフェがあり、ちょうどお昼のタイミングだったので、チェックを終えたお客さんが行列を作っていました。

■12:20 HY55便-搭乗開始

航空機は少し離れた所に沖止めしており、そこまでバスで移動します。機体は座席数200程度の単通路(3列-3列)のジェット旅客機でした。座席は満席で、半数が現地の方々、残りが欧米系の観光客といった感じで、中国人や日本人は小数のようです。

■12:50 HY55便-離陸

搭乗が完了したところで、予定より早く離陸となりました。離陸後、インスタントコーヒーのサービスがありました。このタイミングでお腹の調子が悪くなったのですが、トイレに行こうとしたら、既にランディングに入っておりCAさんに止められてしまいます。座席が通路側だったので撮影できなかったのですが、窓からは砂漠のようなステップのような景色が見えてきて、中央アジアに来たという実感が湧いてきます。

■14:15 ウルゲンチ国際空港到着

予定より早く空港に到着です。機体は沖止めで、タラップを降りてからターミナルビルに向かいます。

ウズベキスタン航空の機体は、国旗と同じ青、白、緑のカラーリングです。

◆HY55便

uzbekistan airway HY55

◆ウルゲンチ国際空港

urgench airport

お腹の調子が悪かった件は、ターミナルビルに入り次第トイレに駆け込んで何とか事なきを得ます。ビルはそれほど広くはなく、手荷物のレーン以外にはATMがある程度です。

ウルゲンチ空港からヒヴァのイチャン・カラは約33kmあり、移動手段はタクシーかバスのどちらかになります。当初はバスを利用して移動しようと考えていたのですが、ホテル側からタクシー送迎のオファーがあったので、無難にタクシーにすることにしました(15ドル)。ちなみにバス移動する場合、空港からの乗合バスでウルゲンチ中心地まで移動し、そこからトロリーバスに乗り換えてヒヴァに移動する流れになります。料金はバス移動の方が圧倒的に安いですが、時間は倍以上掛かりそうです。

14時半に送迎を約束していたのですが、早く着いてしまったのでドライバーさんはまだ来ていませんでした。しばらく駐車場でウロウロしていると、ドライバーさんがやって来ました。ドライバーさんは若いお兄さんで英語が堪能だったので、ヒヴァまでの約30分間、ずっと喋りっぱなしでした。私の方が明らかに実力不足だったので、会話についていくのに必死で、気づいたらヒヴァについていました。

Feruzkhan Hotel

■15:15 ホテル到着

ドライバーさんがホテルの受付まで案内してくれました。ヒヴァでお世話になるホテル「Feruzkhan Hotel」は、以前メドレセ(神学校)として使用していた建物を改修したものと聞いていたので楽しみにしていました。また、イチャン・カラ(後述します)のメインストリートに面した中心に位置し、観光には最高の立地です。1泊(1人)29.75ドルで、3泊利用させて頂きました。

◆ホテル入口

feruzkhan hotel entrance

神学校と聞くと、町に1個か2個しかない貴重な建物というイメージだったんですけど、イチャン・カラには20ものメドレセ(神学校)があるのだと知りました。

メドレセは大体同じような構造になっていて、大きな中庭があり、これを囲むように部屋が配置されています。

◆中庭

resuzkhan hotel courtyard1

resuzkhan hotel courtyard2

部屋はあまり広くはありませんが、寝るだけなので特に不都合はありませんでした。エアコン、テレビ、ドライヤーはありますが、冷蔵庫や湯沸かしポットはありませんでした。洗面所は広くて、大きなバスタブがありました。

◆部屋の様子

feruzkhan hotel room

feruzkhan hotel toilet

feruzkhan hotel bath

イチャン・カラ観光(1)

ヒヴァ

アム川の下流域にあたる古代ホレムズの中心都市だったと言われています。ヒヴァは8世紀にアラブ人が征服しイスラム化します。ホレムズの発達によって、9~13世紀にホレムズ王国が生じますが、モンゴル軍によって徹底的に破壊されてしまいます。14~15世紀はティムール帝国の一部となりますが、16世紀にウズベク人によってヒヴァ・ハン国が建国され、中心がウルゲンチからヒヴァに移ります。19世紀にはロシア帝国の保護国となり、ロシア革命後はヒヴァ共和国となり、1925年のソ連への加盟に伴いウズベキスタンの一部となりました。

イチャン・カラ

ヒヴァは外壁と内壁の二重の城壁に守られていました。日本語で「内部の城」を意味するイチャン・カラは、内壁に囲まれた内城を指します。イチャン・カラは長さ2200m、高さ7~8mで、土壁に囲まれています。18世紀にイランのナディール・シャーの攻撃によって、イチャン・カラの多くの建物が破壊されましたが、18世紀から19世紀にかけて再建されます。1969年にイチャン・カラ全体が博物館都市に指定され、1990年には世界遺産に登録されました。西門と東門を結ぶメインストリートの周辺に宮殿、モスク、メドレセ、ミナレット、霊廟といった60もの歴史的建造物が集まっています。

◆イチャン・カラ(上が東、左が南)

Itchan Kala map

ウズベキスタンと言えばサマルカンドが圧倒的に有名なんですけど、ヒヴァの城壁を知ってからは、ここに来るのが一番楽しみでした。

ホテルで休憩後、イチャン・カラを見て回ります。周囲は同じような建物ばかりでどっちが東でどっちが西なのかもわからない状況です。メインストリートに出ると、ヒヴァのシンボルとも言える、青のミナレット、「カルタ・ミノル」が見えました。これを見るために、はるばるここまで来たと思うと感慨深くなります。メインストリートは観光地化されてしまっていますが、中世のオアシス都市の雰囲気が出ていて、がぜんテンションが上がってきます。

カルタ・ミノルは中央アジアで最も高いミナレットになるはずでしたが、ムハマッド・アミン・ハンが亡くなったため工事が中断されてしまいました。基礎部の直径は14.2mで、26mの高さで中断されたままです。青のタイルで鮮やかに彩られたミナレットと青空の組み合わせが素晴らしくて、暇があれば何度もここに来ていました。

◆カルタ・ミノル

kalta minor minaret

カラン・ミナレットの後ろにはヒヴァ最大のメドレセ「ムハマンド・アミン・メドレセ」があります。この表現は正しくなくて、メドレセがまずあって、その付属物としてミナレットが配置されているという位置づけです。メドレセには125ものフジュラ(小部屋)があり、260人の生徒を受け入れることができたそうです。現在は、ホテル「Orient Star Khiva Hotel」として使用されています。

◆ムハマンド・アミン・ハン・メドレセ

muhammad aminkhan madrasah

◆キャラバンの銅像

caravan statue

◆オタ・ダルヴァザ(西門)

ata darvaza gate

西門にはゲートがあるんですが、あまり真面目にチェックしていないようで素通り出来てしまいました。西門を出た所に、チケットオフィスがあるのですが見落としています。

◆西門付近の城壁

wall near the ota darvaza gate

西門を見た後は、露店が賑わうメインストリートをブラブラしながら東門の方へ行ってみました。東門を撮影して、再度門を通過しようとしたところで、受付の女性に呼び止められチケットを買うように言われました。ここでようやく共通入場券(150,000スム≒約1,900円)を購入です。48時間イチャン・カラに出入り可能で、16ヵ所の施設にも入ることができます。ちなみに、イチャン・カラを出入りするだけなら北門や南門を使えば入場券は必要ないようです。レシートがチケットになっていて、QRコードをかざすとゲートに入れる仕組みです。ここでようやくまともな地図が入手できて、どこに何があるのかが少し分かってきました。

◆共通入場券

itchan kara ticket1

itchan kara ticket2

◆パルヴァン・ダルヴァザ(東門)

palvon darvaza gate

気づくと17時を過ぎていました。本格的な観光は明日に回すとして、今日は「クフナ・アルク」だけ行ってみることにしました。クフナ・アルクとは「古い宮殿」という意味で、17世紀に建てられ、「タシュ・ハウリ宮殿」ができてから区別するためにそう呼ばれるようになったそうです。往事には、公邸や夏・冬それぞれのモスク、ハーレム、兵器庫、火薬工場、造幣所なども設置されました。

クフナ・アルクにある見張り台からはヒヴァを一望できます。ガイドブックでよく見る景色ですが、この目で実際に見ると感動もひとしおです。クフナ・アルクには、「アクシェイフ・ボボモスク」などの見どころもあったのですが、見張り台ばかりに意識が行っていて、見るのを忘れてしまいましたw

◆アフシェイフ・ババの見張り台からの景色

view from the ark watch tower

wall from the ark watch tower

テラッサ・カフェ(Terrassa Cafe)で夕食

20時を過ぎたところで、少し遅めの夕食にしました。ホテル近くはいくつかのレストランがあるのですが、「テラッサ・カフェ」で頂くことにしました。

店内はまだ混んでおり、予約をしていなかったのでテラス席ではなく店内の席になりました。

◆テラッサ・カフェ

terrassa cafe exterior

お目当ては、ホレムズ地方の伝統料理である「シヴィット・オシュ」で、これだけだと足りなそうだったので「牛肉と玉葱」も注文しました。飲み物はアイスティーにしました。値段は順番に、55,000スム(約700円)、90,000スム(約1,000円)、35,000スム(約400)と、他のお店に比べて若干高めの値段設定です。「シュヴォイト・オシュ」は、緑色の麺という強烈な見た目の食べ物ですが、見た目に反して味は淡白でした。緑色の正体は香草で、これを麺に練りこんだものらしいです。食感は日本のうどんに近く、硬めのきしめんを食べている感じでした。トマトベースと思われるソースとヨーグルトソースを付けて食べます。牛肉と玉葱は、普通の焼いた牛肉でした。アイスティーは果物が入っていて甘みがあり美味しかったです。

◆シヴィット・オシュ

green noodles

◆牛肉と玉葱

beef with onions

◆アイスティー

ice tea

夕食後は、ライトアップされたイチャン・カラの景観を楽しみながらホテルに戻りました。イチャン・カラのライトアップについては別の投稿で載せたいと思います。

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