紀伊半島一周の旅3 熊野那智大社、那智の滝、熊野本宮大社、白浜町

2020年10月7日(水) 3日目

朝食~チェックアウト

ラウンジ「コラーユ」で朝食

1Fティーラウンジ「コラーユ」でビュッフェ形式の朝食を頂きます。コロナ禍の状況でビュッフェ形式を自粛するホテルが多いと聞いていたんですが、こちらのホテルは頑張って提供していました。個人的には好きな料理だけ食べれば良いビュッフェ形式の方が好みなので大歓迎です。ラウンジの入口では両手に手袋、トングは使用の都度交換するなどコロナ対策が徹底されていました。

ラインナップは和食洋食共に充実していました。特に和食は地元の名物などが提供されていたので満足度が高いと思います。まあ、私は朝からご飯を食べる気にはなれず、スクランブルエッグやソーセージなど普通の料理ばかり選んでいたんですけどね。

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朝食を頂いた後は中庭を散策です。

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中庭で真っ先に目についたのが「エルトゥールル号銅像」です。エルトゥールル号はオスマン帝国(現在のトルコ)の軍艦なんですけど、串本町は「エルトゥールル号遭難事件」が起きた場所だったんですね。この事件は、1890年(明治23年)に親善航海のために寄港したエルトゥールル号が串本町の紀伊大島沖で、猛烈な台風により起きた遭難事故です。この時、現地住民が献身的に救助活動したことがきっかけで、以来トルコは親日国家となりました。この事件、何となくうる覚えで知ってはいたんですが、それがこの串本町だと知って驚きました。

銅像は日本トルコ友好125周年事業が開催され、トルコ政府より寄贈されたものです。この銅像はトルコの有名な彫刻家が担当したものらしいのですが、とても精密にできているので見応えがありました。

◆エルトゥールル号銅像

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中庭からは「橋杭岩」や「くしもと大橋」が一望できます。この時間だと海面が上がっているので、橋杭岩の様子が昨日とは全然異なりますね。

◆橋杭岩

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◆くしもと大橋

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お土産

ホテル1Fにはショッピングプラザがあり、地元の名物や地酒、お菓子など様々なお土産が並んでいました。ここでは「熊野の輝き」というお菓子を地域共通クーポンで購入しました。一箱1,000円です。このお菓子は、なんでも有名なパティシエさんが手がけたものだとか。自宅に帰った後頂いたのですが、オレンジゼリーが入ったマドレーヌ風の大変上等なお菓子でした。

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那智勝浦町へ

熊野那智大社

今日は熊野那智大社、熊野本宮大社の順に参拝し熊野三山を制覇します。今週の天気は晴天続きのはずだったのですが、台風14号が発生した影響でにわかに怪しくなってきました。熊野那智大社ではそこそこ歩く必要があるので、何とか雨が降るまでには参拝を終えたいものです。

国道42号線を北上し、無料の高速道路を利用しつつ那智勝浦町に入り、県道46号線を山方向に向かいます。

9:00 大門坂到着

大門坂は熊野那智大社への参道で、熊野古道・中辺路(なかへち)の一部であり、熊野古道のかつての面影を最も色濃く残しているところとして知られています。大門坂入口から那智大社までは約1.3kmでオススメのモデルコースとして紹介されています。

◆大門坂

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熊野古道を存分に味わうには大門坂を歩くのがいいんでしょうが、体力的に厳しいと思ったのでもう少し進んだところにある那智山参道入口まで移動します。この辺りは基本的に有料駐車場なんですが、参道入口の向かいにあるお土産屋「和か屋本店」さんの駐車場が無料で利用できるので停めさせてもらいます。

◆和か屋本店

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参道案内図を見ると分かるのですが、熊野那智大社、那智山青岸渡岸寺、那智の滝の順に回るのが効率的で体力の消耗も少ないかと思います。那智山青岸渡寺から那智の滝の間の参道は険しい石段があるので、逆方向の移動はオススメしません。

◆参道案内図

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参道入口からは、467段にも及ぶ急な石段を登って熊野那智大社に向かいます。体力に自信がない方にとっては、ずっと奥まで見える石段が心を挫いてくれるかと思います。

◆参道入口

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しばらく登った所にあるのが実方院跡(じっぽういんあと)で、百十余度行われた熊野行幸において参拝された上皇や法皇の御宿所となった場所です。

◆実方院跡

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一つ目の鳥居を抜け、最後の石段を上がると那智熊野大社に到着です。人によりますが、参道入口から約10~20分程度の距離です。思った以上に石段がきつかったので、大門坂から歩いていたら体力的に厳しかったと思います。

◆鳥居

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熊野那智大社の主蔡神は熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)で、古事記・日本書紀に出てくるイザナミノミコトの別名です。

◆拝殿

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◆宝物殿

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◆樟霊社

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那智山青岸渡寺

熊野那智大社の隣にあるのが那智山青岸渡寺です。第65代天皇・花山天皇が永延2年(988)に御幸され、西国三十三ヵ所第一番札所として定めたとされ、多くの信者や参詣者が全国から訪れています。

境内からの景色は素晴らしく、遠目に見える那智の滝と三重塔との組み合わせが見事ですね。

◆那智山青岸渡寺

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◆境内からの景色

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那智の滝の方向に少し歩くと三重塔があります。何度も言いますが、赤と緑のコントラストに那智の滝の組み合わせが完璧ですよね。ついつい足を止めて見入ってしまいます。

◆三重塔と那智の滝

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那智の滝

三重塔の脇の道を下ると那智の滝に繋がる裏参道があります。周りは木々に囲まれ熊野古道らしい石段を下るのですが、これが思った以上に段差のある石段でした。下から石段を登ってきた観光客の方もいたのですが、皆さん息を切らしていました。

◆裏参道

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バス停「那智の滝前」がある通りまで下りてくると、「飛瀧神社」の鳥居が見えます。その先の「お滝参道」を進むと那智の滝に到着です。下調べをあまりしなかったこともあるんですが、こんなに歩く必要があるとは想定外でした。

◆鳥居

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◆お滝参道

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那智の滝は日本三名瀑の一つであり、滝壺までの落差は133mに達し、落ち口の幅13m、滝壺の深さは10m以上あります。那智の滝は飛瀧神社の御神体となっていますので、滝に向かって参拝することになります。

◆那智の滝

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駐車場に戻った後は、和か屋本店さんに立ち寄ります。本当は名物「お滝餅」を購入しようと考えていたんですが、店内で試食させてもらった「てまり餅」が美味しかったのでこちらにしてしまいました。一箱1,000円で、こし餡と栗あんの2種類があり、栗あんは季節限定です。

◆てまり餅

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熊野本宮大社

車に戻ってくると雨がポツポツと降り始めました。雨の中を歩くには少し危険な参道(特に裏参道!)だったのでギリギリセーフでしたね。次は、熊野三山の最後の1つである熊野本宮大社です。

まずは、無料の高速道路を利用して那智勝浦町から新宮市へ移動するのですが、何を血迷ったのか逆方向に入ってしまい時間をロスしてしまいました。次のインターチェンジまでの距離はあまりなく、金銭的な損失もなかったんですが、こんなミスは生まれて初めてです。何とかリカバリーして新宮市に入った後は、熊野川沿いの国道168号線を進みます。熊野本宮大社は田辺市の東側、紀伊山地の山中にあるんですけど、新宮市からのアクセスは思ったよりも良く、熊野川の景観を眺めながらのドライブは楽しめました。新宮市から約1時間で熊野本宮大社に到着です。天気については諦めていたんですが、この辺はまだギリギリ持ちこたえていました。

12:30 熊野本宮大社到着

熊野本宮大社は熊野三山の中心、全国の熊野神社の総本山です。主蔡神の家津美御子大神(けつみみこのおおかみ)を含め全12柱の神々を祀っています。家津美御子大神はスサノオノミコトの別名でもあります。日本の神話はあまり詳しくはないのですが、スサノオノミコトとかイザナミノミコトあたりの神様はさすがに耳にしたことがあるので、素人目にも熊野三山は別格な扱いをされているのだと分かります。

◆鳥居

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◆石段

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◆神門

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◆拝殿

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◆本殿

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熊野本宮大社を参拝した後は、約500m離れたところにある「大斎原(おおゆのはら)」へ向かいます。かつて熊野本宮大社は、熊野川・音無川・岩田川の合流地点である大斎原と呼ばれる中州にありました。ところが、明治22年の大水害により社殿の多くが流出してしまいました。現在の熊野本宮大社は、流出を免れた社を移築・再建したものなんですね。

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ここは高さ約34m、幅約42mの日本一の巨大鳥居があることで有名です。

◆大斎原の巨大鳥居

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帰りは土手の上を歩きながら熊野川の景色を楽しみます。

◆熊野川の土手

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◆熊野川

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最後に大斎原に行く途中にあった産田社(うぶたしゃ)を参拝です。本当は、産田社→大斎原の順に参拝するのが正式なんだそうです。

◆産田社

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白浜町へ

熊野古道・中辺路

大斎原から駐車場に戻ってくると13時近くになっていました。周辺にはいくつか食事処はあるのですが、朝夕しっかり食べているせいかお店に入ってまで昼食を取りたい気分にならないんですよね。また、ローソンなどのメジャーなコンビニはないのですが、これについては事前に分かっていたので、新宮市のコンビニで買っておいたサンドイッチなどで済ませてしまいます。

天候も怪しくなってきたので、本格的に降り始める前に山を下って今日の宿泊先の旅館がある白浜町へ向かいます。熊野本宮大社から白浜町へは国道311号線を利用します。国道168号線もそうだったんですけど、紀伊山地なので険しい山道を想像していたんですが、幅の広い運転しやすい道路でした。

道中、「道の駅 中辺路(なかへち)」で寄り道します。ここは熊野古道・中辺路との接点になっており、ここの駐車場に車を停めて手軽に古道ウォーキングを楽しむことができます。少し歩けば「牛馬童子像」という有名な石像があるんですが、今回はそこまで欲張りません。

◆道の駅 中辺路

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◆熊野古道

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約1時間半で白浜町に入ります。白浜町は典型的な温泉街という雰囲気で、あちこちにホテルや旅館が立ち並んでいます。窓を開けると温泉特有の硫黄の匂いもしてきてテンションが上がってきます。

千畳敷

旅館に入る前に白浜町の2大景勝地「三段壁」と「千畳敷」を一目見ておきます。まずは三段壁を見ようと近くまで行ったのですが、有料駐車場しかないと勘違いしこの日は諦めてしまいました。

Uターンして少し戻ると千畳敷の無料駐車場はすぐ見つけることができました。

千畳敷は新第三世紀層の砂岩からなる、太平洋に面した階段状の岩盤です。長い年月をかけて、打ち寄せる波の浸食を受け現在の複雑な地形を形成しました。広さは約4hで、畳を千畳敷けるほどの広さがあることが名前の由来となっています。

◆千畳敷

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紀州・白浜温泉むさし

15:30 紀州・白浜温泉むさし到着

旅館は街中の通りに面した場所にあり、駐車場は少し離れたところにあります。玄関前のスペースに車を停め荷物を降ろしてから駐車場に移動させました。玄関口では和服の女性が待機しており、ロビーは高級旅館のような雰囲気でした。入口では空港にあるようなセンサー式の検温システムが導入されていました。モニターの前で数秒待つだけでチェック完了です。チェックイン時には周辺の観光案内など丁寧な対応をして頂けました。

宿泊料金は2名1泊朝夕食付きで約20,000円、GoToトラベルキャンペーンにより約7,000円の割引、3,000円の地域共通クーポンが付与されます。

旅館はリニューアルにより新築した本館と元々の建物である別館に分かれており、今回予約したプランでは別館の方の部屋でした。別館は本館から少し離れており、一部階段を利用する必要があるため重い荷物があると運ぶのが大変です。

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建物自体は年代を感じる造りなんですけど、リニューアルした和室はまるで新築のようでした。高級ホテルにあるような洗面台やトイレも好印象です。冷蔵庫や湯沸かし器などの設備もバッチリ整っていました。また共有スペースでは無料のドリンクサービスもあります。

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一息ついたところで、「和か屋本店」さんで購入した「てまり餅」を頂きます。基本的に餅のお菓子が好きなんですけど、栗あんとの相性も抜群で甘すぎることもなく上品なお菓子でした。

◆てまり餅

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旅館は白良浜(しらはま)から徒歩数分という抜群のロケーションにあります。夕食まで時間の余裕はあまりなく、雨も降っているんですが、これを見ないで白浜を去るのは勿体ない気がしました。白良浜は名前の通り、石英の砂からなる白い浜辺です。ウィキペディアによると、ハワイのワイキキビーチの友好姉妹浜なんだそうです。

◆白良浜

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18:30 夕食

予約時、夕食はビュッフェ形式の予定だったのですが、コロナ禍の影響により、むさしさん側の都合で会食となりました。半個室会場「梅鉢亭」にて渚会席を頂きます。半個室はプライベートが保たれる落ち着いた空間で高級料亭のようでした。料理については、よくあるタイプの温泉宿の定番料理なんだろうなーと正直あまり期待していなかったのですが、驚くなかれ、今回の旅行で一番の満足度でした。紀州の海の幸である鮪の刺身やステーキ、和歌山県産ブランドの熊野牛など地元名物が目白押しで、味は勿論のことボリューム満点でした。

◆メニュー

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◆前菜・造里

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◆煮物

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◆陶板

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◆揚物

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◆蒸し物

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◆食事

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夕食後はお風呂を頂きます。白浜温泉は日本三大古湯の1つ、1300年の歴史を持つんだそうです。お風呂は2階建てという珍しい構成で、大浴場、中浴場、露天風呂を楽しむことができます。別料金になりますが、貸し切りのお風呂もあるようです。源泉は「斉明湯」という塩分の高いお湯でした。大浴場にはバイブラバスという泡風呂があったのですが、これが大変気持ちが良くてリラクゼーション効果抜群でした。

 

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