2021年11月9日(火) 2日目
ホテルの朝食について
昨日に続き、またまた失礼ながらホテルの朝食には正直期待していなかったんですけど、こちらも良い意味で裏切られました。1階のレストランにてバイキング形式で頂けるのですが、コンパクトながらも品数は揃っており、卵焼きや焼き魚、納豆など押さえるべきところはきっちり押さえてありました。ご飯は美味しく、味噌汁も手作り、しかも私好みの薄味で文句のつけようがありません。
◆朝食
淡路島経由で徳島県鳴門市へ
低気圧が近畿地方に近づいていた影響で、昨夜から雨が降り続いていたのですが、小降りになってきました。予報ではこれから天気は回復するようなので、結果的に昨日から悪天候を回避できているので幸先の良い出だしです。
ホテルを出発した後は、一路徳島県の鳴門市を目指します。八日市ICから名神高速に入った後は、京都府、大阪府、兵庫県の順に通過するのですが同じ高速道路でもいくつかのルートがあるんですよね。最短の名神高速を使うルートは渋滞しているようなので、京滋バイパスと新名神高速を通るルートで移動しました。新名神高速は名神高速の渋滞緩和などを目的とした補完的な位置づけとして作られた比較的新しい道路で、兵庫県の山中を通るんですけど、初めて利用する道路なので新鮮味がありました。
■9:30 宝塚北SA到着
西日本最大の店舗棟面積、西日本最大級の駐車台数を誇るそうです。さらに上下集約型の構造となっているため、油断すると車を駐車した位置を見失ってしまいそうな感じです。トイレが綺麗だったのは記憶に残っていますが、それ以外はいたって普通のサービスエリアで特別面白いものはありませんでした。
SAを出た後、神戸JCT付近で接触事故発生により渋滞が発生していました。渋滞回避のためにこちらの道路を利用したのですが、皮肉にも結局渋滞から逃れることはできませんでした。幸い渋滞によるロスは30分程度で済み、そこから少し進んで三木JCTから神戸淡路鳴門自動車道に入ります。この辺りは、JCTが多くてナビがないと不安になってきますね。特に垂水JCTは初見殺しと呼ばれる難しいJCTらしいのですが、神戸淡路鳴門自動車から通過する場合は本線側になるため出入りの必要はありません。これを通過するといよいよ明石海峡大橋が見えてきます。全長3,911mの世界最長の吊橋ということで、車窓からの景観は圧巻でした。天上まであるような左右の橋を吊るワイヤーが大変印象的でした。片側3車線という広さも、この橋の大きさを実感できますね。勿論、横から見える大阪湾の景観も良くて運転しながらついついよそ見をしてしまいます。橋の途中に駐車できるスペースとかあれば最高なんですけどね。橋を渡り終えると淡路島に入ります。少し進んだところにある淡路ICから降りて、近くの「道の駅あわじ」に寄り道します。
淡路島は四国旅行の際に2回ほど通過したことがあるのですが、島自体をちゃんと観光するのは初めてです。以前は四国に対する興味がまずあって、淡路島はただの通過点という程度の認識しかなかったんですけど、歴史を紐解くと面白いことが分かってきます。
まず、日本最古の歴史書「古事記」の冒頭を飾る「国生み神話」では、イザナギとイザナミの男女二神が天浮橋(あめのうきはし)に立ち、天の沼矛(あめのぬほこ)をおろしてかきまわしているうちに、矛から滴り落ちたしずくが島となったと記されています。これが「おのころ島」で、淡路島の南海上に位置する沼島と言われています。おのころ島で夫婦となったニ神は日本列島を次々に生んでいくのですが、最初に生まれたのが淡路島なんですよね。ちなみに、その次に生まれたのは四国です。つまり、淡路島はこの壮大な天地創造の神話の中で最初に誕生する特別な存在なんです。
また、大陸や朝鮮と畿内を結ぶ瀬戸内海の東端に位置する淡路島は、古代形成期に重要な役割を果たしたと言われ、多数の遺跡が発見されています。さらに、四方を海に囲まれた淡路島は食材の宝庫であり、古来より「御食国(みつけくに)」と呼ばれ、朝廷に質の良い食物を献上し都の暮らしを支えました。
とまあ、こんな感じで調べていくと淡路島に関する話は面白くて深いものがあるんですよね。その割に、近年の淡路島の発展の仕方が微妙だったこともあり、現在の軽んじられ方は大変勿体ないなあと思う次第です。
■11:00 道の駅あわじ到着
車から降りると、雨は止んだものの風は強く肌寒さを感じます。淡路島の最北端に位置する「道の駅あわじ」は、明石海峡大橋のたもとに位置し、目前に迫る世界一の吊橋を楽しむことができます。道の駅周辺は公園として整備されていました。海の方に近づいてみると、釣りを楽しんでいるおじさんがいたりと良い雰囲気でした。また、淡路島ならではの海鮮料理やB級グルメを販売しているお店もいくつかありました。
◆明石海峡大橋
ここから鳴門に行くルートは大きく分けて3通りあって、高速道路を利用する方法、島の西岸(瀬戸内海側)の一般道を利用する方法、島の東岸(大阪湾側)の一般道を利用する方法があります。以前利用したことある高速道路は、これは島の中央を縦断する道路なんですが、何もないところを走行するだけの道路だったので今回は利用しません。東岸は、淡路市や洲本市の中心地を通り、道の駅があったり飲食店が多い印象なんですが、なんかあまりピンとくるものがありませんでした。最後の西岸の海沿いの道路は、淡路サンセットライン(県道31号)とも呼ばれ、絶好のドライブコースとして紹介されていたので、これで行くことにしました。この道路は海岸ギリギリを通る想像以上に楽しい道路で、信号も少なく快適にドライブできました。車窓からの景観も良かったんですけど、サンセットラインという名前から分かる通り、瀬戸内海に夕日が沈む夕暮れの時間帯はこんなもんじゃないんでしょうね。途中、雰囲気が良さそうな海水浴場や公園がいくつかあったんですが、オフシーズンだからなのか駐車場が閉鎖されており寄り道できる雰囲気ではありませんでした。その他、伊弉諾(いざなぎ)神宮や淡路城などのスポットもありましたが、寄り道せず素通りです。約2時間のドライブを楽しみ、南あわじ市にある西淡三原ICから再び神戸淡路鳴門自動車道に入り、大鳴門橋を渡りいよいよ四国に入ります。
四方見展望台
大鳴門橋を渡り、少し進んだところにある鳴門北ICから降りた後は、まずは四方見(よもみ)展望台に行きました。この展望台は「ウチノ海」と呼ばれる四国本土、大毛島、島田島に囲まれた内海の絶景を楽しむことができるスポットです。前にも言及したのですが、鳴門市には一回来たことがあり、その時は大塚国際美術館目的だったので、周辺の情報については完全に見落としていたんですよね。ウチノ海どころか鳴門の渦潮の存在も認識しておらず、鳴門公園を少し散策しただけで、あとは美術館の見学を含めて半日足らずで次の目的地に移動してしまいました。今考えると勿体ないことをしました。
県道11号を北に進み鳴門公園を過ぎたところで鳴門スカイライン(県道183号)を約10分走行すると、四方見橋の手前に展望台があります。鳴門スカイラインは海と山に囲まれた変化に富んだ道路で楽しくドライブできました。写真を撮らなかったのですが、四方見橋はジェットコースターのような急こう配で印象に残っています。
■13:20 四方見展望台到着
展望台からの眺めは最高でした。ウチノ海は湖にしか見えないんですけど、れっきとした海なんですよね。ウチノ海は絶好の漁場であり、波が穏やかでうねりが少ないため筏釣りに非常に適した環境なんだそうです。写真からも分かる通り沢山の筏が見えますよね。
◆ウチノ海
鳴門公園
■13:50 鳴門公園到着
鳴門公園は、鳴門海峡や大鳴門橋に隣接し、これらを正面から羨望できるスポットです。また、鳴門海峡は渦潮で有名ですが、これは瀬戸内海と紀伊水道の干満差により発生する自然現象です。満潮と干潮は1日2回ずつあり、鳴門海峡ではこのタイミングで渦潮が発生します。また、春と秋の大潮時に最大となります。満潮時と干潮時の前後約1時間半が渦潮の見頃となります。満潮時と干潮時は毎日異なるためウェブページで事前に確認してから来たほうがいいと思います。ちなみに、今日は満潮が8時50分、干潮が15時40分なので、午後の干潮の時刻に合わせて来たのですが、少し早く到着してしまいました。
鳴門公園内の一番上にある第1駐車場に車を停め(500円)、まずは千畳敷展望台を目指します。駐車場から直ぐにある陸橋からは素晴らしいアングルで大鳴門橋を眺めることができます。
◆大鳴門橋
陸橋を渡った後は、勾配のある道路を下ると「渦の道」がありました。渦の道は、大鳴門橋の車道下に設置された海上遊歩道で、約45mの高さから渦潮を覗き込むことができます。今回は渦潮の時刻には少し早かったこともあり、入館するのは見送りました。
◆渦の道
さらに進むと千畳敷展望台があります。この展望台からは大鳴門橋の西側の側面を眺めることができます。また、周辺には食事処やお土産屋さんが軒を連ねていたのですが、思った以上に閑散としており寂しい雰囲気でした。
◆名勝 鳴門 碑
◆展望台からの眺め
展望台の端には下に降りていく階段があるのですが、これを下りていくと「相ヶ浜」と呼ばれる浜があります。干潮の最速時が近づいていたこともあり、潮の流れが非常に速く、間近で見ると迫力がありました。
◆相ヶ浜
来た道を戻り、最後に「お茶園展望台」の方にも行ってみました。この展望台からは大鳴門橋の東側の景観を楽しむことができます。また、大鳴門橋の右側に渦潮らしきものが発生しているのが確認できました。少し距離があったので、肉眼ではっきりと渦潮だと認識できず、渦潮というよりは激しい潮の流れと言った表現が正しいと感じました。
◆お茶園展望台
鳴門海月別亭 シーサイドホテル鯛丸海月
今晩は「鳴門海月別亭 シーサイドホテル鯛丸海月」にお世話になります。鳴門公園からすぐ近く、紀伊水道に面した海岸沿いにあるホテルです。公園内にある大塚国際美術まで徒歩3分と、美術館見学に合わせて利用するには最高の立地です。また、バス停が目の前にあるので、公共交通機関利用のお客さんも利用しやすいと思います。
楽天トラベルで【スペシャル☆プライス】限定!朝食付きプランで予約したところ、ツインルーム(2名分)で税込み9,900円、1名当たり約5,000円とビジネスホテル並みの安さでした。
◆外観
ツインルームは清潔感のある広い部屋、以前海外旅行ツアーで利用した高級ホテルのような雰囲気です。ただし、お風呂とトイレは分かれており、お風呂とトイレ同室がいつになっても慣れない私としてはありがたいです。このホテルは大浴場があるので、部屋のお風呂は利用しなかったのですが大きい湯舟が印象的でした。冷蔵庫や湯沸かし器などの設備が一通り整っているのは当たり前ですが、用途ごとに複数のカップが用意されており、ドリップコーヒーや煎茶、ほうじ茶のティーバッグが提供されるなど至れり尽くせりでした。
◆ツインルーム
6時になったので、1階レストランで夕食を頂きました。夕食は宿泊プランに含まれないので、メニューを見てからの注文となります。鳴門の新鮮な魚介を生かした漁師料理がメインで、どれもこれも良さそうで迷ったんですが、ここは奇をてらわず母が「鳴門丼ぶり特上御膳(3,300円)」、私が「鯛丸御膳(鯛飯付き)(2,510円)」を頂くことにしました。レストランは既にそこそこ利用客で埋まっているんですが、美術館目的のお客さんが多いからでしょうか、一人で食事している方がチラホラいて、普通のホテルとは違う雰囲気なのが印象的でした。
注文後は少し時間が掛かると思ったんですが、10分ほどで食事が運ばれてきました。食事は全部美味しかったんですけど、一番印象に残っているのが鳴門名物の天然鯛のお刺身で、これまで食べた鯛とは全く別物の美味しさでしたね。同じ鯛でもこんなに違うのかと驚きました。一緒に頂いたブリも、これも全く別物の味で極上でした。また、淡路島の玉葱を初めて頂いたんですが、食べた瞬間は甘くて、後から辛みがやってくるという、これもまたこれまで食べた玉葱とは全く別の味で驚きの連続でした。口コミでもこのレストランの評判は上々なんですが、まさにその通りでした。
◆鳴門鯛丼ぶり特上御膳
◆鯛丸御膳(鯛めし)
夕食後は、大浴場でお風呂を頂きました。鳴門海峡を望む大浴場と紹介されたいたのですが、夜なので良く見えませんでした。もう少し明るい時間帯に入れば良かったかもしれません。





















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